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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第八章:世界の王
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世界の王とその眷族達の関係性


 「世界の創り直し?」


 「天族の限られた人達にしか使えない力が有るのは知ってる?」


 「……創造と破壊か?」


 「そう。創造の方は何でも創り出せるし、破壊の方は何でも壊せる。この力を権能って呼ぶんだけど、この破壊の権能は文字通り世界をも破壊出来るの」


 「……話が読めた。今まで破壊の権能を持っていなかった魔王と破壊の権能を持っていないだろう天族しか居なかったからあのエルフは強気に出ていた」


 「でも今は天魔の魔王様は破壊の権能をお持ちになられてる。だからあぁして蹂躙されてるの」


 「……お前のその変化も、それと関係が?」


 「私達は今、リコ様の存続の為に生命力を奪われ続けてる。正直そろそろ喋るのがキツいぐらいにはリコ様から吸われてるわ」


 「なるほどな」



 魔王の世界の王とその眷族に関する話を聞いていなければまだわからなかったが、要するに生まれた後もエルフの郷のエルフ達は世界の王と何かしらの形で繋がっているんだろう。

 その繋がりを使ってあのエルフは死なないように自分と繋がりが有る所から損失した物を補充しているということだ。

 そして魔王は、例えこの世界の住人が誰1人居なくなったとしても、次の世界の王を創って今の現状を創り直す気なのだろう。本質的にはやってることはベルゼブブやアンガントの時と同じなんだろうな。


 なるほど、そうか。それは、とても良い気分じゃ無いな。

 確かに良いようにされたが、終始ガレリアは申し訳無さそうにしていたし、此処のことを嫌いだと以前に言っていた。それに知らない仲ではないし、そんな相手が上の立場に搾取されているというのは、面白くない。



 「魔王」



 俺は1つ、以前から考えていたことを実行するべく、破壊を続ける魔王へと話し掛けた。



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