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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第八章:世界の王
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新しい外壁


 ギルドをあとにした俺は、久し振りの人界の街を放課後まで満喫した。

 9ヶ月、その前からあまり街に行くことも少なかったため実質約1年振りに歩く街は、前に街を歩いた時とあまり変わりがなかった。


 もちろん何処かの店が閉店したとか、新しい店が出来たとか、新しい住民が入ったとか、逆に出て行っただとか、そういった街として見れば小さな変化はいくつか有ったけど、それ以上の変化は概ねなかった。


 強いて挙げれば、この首都を守る外壁の拡張工事がどうやら3ヶ月前ほどから始まったらしく、ようやく新しい外壁の内側の煉瓦を膝の高さまで1周積み上げたところのようだった。

 その工事風景を肴にその辺の屋台で買った兎肉の串焼きを頬張る。


 そうして昼飯を食べて昼休憩を済ませたあとは再び街を散策した。


 今度は武器の補充や消耗品の補充を目的に歩いた。

 ただどの商品も記憶に有る金額より高いようで、理由を聞けば魔族のせいと説明された。


 何を根拠に魔族が悪くなるのかと聞けば、返って来たのは「総帝様が言ったから」だった。


 どうやら着々と土台硬めに勤しんでいるらしい。


 ならどうするか、話を聞いたあとはそんなことを考えながら、ゆっくりと約束の喫茶店へと向かった。



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