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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第七章:魔人創造
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▼side Another act3:アンガントⅤ


 「腑抜けで良いさ。生きる気力ねぇし」


 「じゃあなんで魔王にクレンジングってヤツやられようとしてる時、あんなに嫌がったんだ?」


 「…………何でも良いだろ」



 アンガントが言葉を濁す。

 図星なのか思うところが有るのか、いずれにせよサースにとってはつけ込むのにちょうど良かった。



 「死にたくなかったんだろ。だから抵抗したんだろ」


 「うるせぇ」


 「死にたいとか死ぬのが恐くないみたいな態度を取って数日間もこんな所で過ごしているが、心の中では生き残らされたのだからその内助けが来るとか考えてたりしてな」


 「うるせぇっての」


 「なんだかんだ俺が実際来て内心嬉しかったりしてな」


 「うるせぇしうぜぇ」


 「こうやって俺と話すのも楽しいから気が無い振りして流してたりしてな」


 「マジうぜぇなって」


 「お前は本当にウザいとか五月蝿いとか言う時、絶対怒鳴る。段々声に怒気が混ざって来てるぞ」


 「……結局テメーは何が言いたいんだよ人間」


 「ガキみたいに駄々捏ねてないで、生きたいのなら生きるための行動をさっさとやれよ意気地無しが」


 「誰が意気地無しだってテメー!」



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