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▼side Another act1:その頃の学園の生徒達Ⅴ
ガラギスとウィリアムが帰るのを見送ったあと、レオポルドとストゥムの2人は背凭れに体を預け脱力していた。
彼等の調べで、最後に彼等の友人と長い時間を過ごしたガラギス達に話を聞いたが、考えていた中で最悪の結果だったことに無力感を覚えたからだ。
「彼は何処まで行くんだろうな……」
「我々と一緒に居るのが苦痛、などであれば良かったのだがな……」
「良くはないだろう」
「この結果と比べれば良いだろうが」
「物は言い様だな」
虚脱感を覚えつつ、気分を変えるために2人はミントティーを注文した。




