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▼side Another act1:その頃の学園の生徒達Ⅳ
ガラギスの目論見通り、平民組が何も言わなければそれ以上話が進展することはなく、最後に運ばれてきたデザートを王子達が食べてその密談は終わった。
帰路。ガラギスはウィリアムと並んで歩いていると、珍しくウィリアムの方からガラギスへ話し掛けた。
「あの王子達は結局何がしたかったんだろうな」
「サースという学園の友人の将来を案ずる……っていう心優しい一面を出したかったんじゃないか。無自覚に」
「あぁ、それならあの何の意味が有るのかわからない尋問にも納得だ」
「尋問って」
「尋問だっただろ。拷問じゃなかっただけマシだ」
「……それに関しては発言を控えさせてもらうよ」
「そうか」




