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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第七章:魔人創造
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脳筋共の会話Ⅴ


 サタンを魔法も使える物理型の戦士だと例えれば、ルシファーは肉弾戦も出来る魔法型の戦士だ。物理と魔法の比率で言えば、サタンが物理7魔法3だとすればルシファーは物理2魔法8とサタンよりも得意な方に特化している。


 つまり俺とは相性が悪い上、離されればそれだけでほぼ勝負にならなくなり蹂躙されることが確定する。だからどれだけ離されそうになってもルシファーに張り付かなければどうにもならない。


 ルシファーの戦い方はその背中の翼を用いて宙へと浮き、地上の敵を魔法の弾幕でゴリ押しして殲滅するという技術も何も無い、魔力量に依存した戦い方だ。



 「やるな人間!俺に肉薄出来るほどまで到ったか!」



 サタンの時より喋る余裕は無い。

 サタンは基本的に相手の土俵で戦いその上を行くことで相手を徹底的に虐めることを好む。

 対してルシファーは自分の得意な土俵で戦い相手を虐めることを好む。そして何より、相手の嫌がることを嬉々として行う質だ。


 要するに根本的にルシファーとの俺の相性は最悪なわけだ。


 現に今も俺の背より少し上ほどを維持し、物理的に届きそうで届かないぐらいの高さを維持して、その高さから魔法を放ってくる。


 武器を持てば物理攻撃も届くだろうが、その時はその武器分だけ距離を取られて終いだ。


 こっちは身体強化に加えて足場を確保する為に常に水球を作り足場にし続けないとならないため、その分意識を少なからず割かれる。

 本当にやりにくい相手だ。



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