表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第七章:魔人創造
338/689

初心に還ろうⅢ


 体を動かしながら自分の原点について思考する。


 いよいよ俺の目的であり人生の命題でもあるフォルティス・サクリフィスを学生の間に殺すという目的、その学生の間にという期限が近付いている。


 元々はそんな殺すだなんて極端なことは考えていなかった。

 だが首都の学園に通うようになってからの奴の諸行は総帝になったからというのも有るのかもしれないが、村に居た頃よりも目に剰る。奴の行動1つ1つが目について、その全てが腹立たしい。


 もちろんこれだけが理由ではない。理由ではないが、やはり俺にとって奴という存在は顔の周りを付かず離れずで不快な羽音を出しながら飛び回る小虫のように目障りというのが1番大きい。


 それこそエンラジー達との1件やレオポルドとストゥム達との1件のように、付き纏われた程度でもここまで意識することは無かった。

 彼等だけでなく、それこそ学園に入るまでの村から街へ通っていた頃に絡んで来たり粘着して来た素行の悪そうな冒険者達に対して当然苛立ち反撃に出たことも有ったが、ここまでの怒りを感じていたわけではない。


 じゃあ何故フォルティス・サクリフィスに対してだけある種粘着固執して殺意を抱くまでに到ったのか。


 ……そういえばなんでだったんだろうな?


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ