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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第六章:選択
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▼side Another act1:ウィリアム・パリスの選択ⅩⅣ


 ウィリアムとガラギスは話を終え、ウィリアムは眠りガラギスが火の番をし、そのガラギスがエギルと交代し、エギルがモナークと交代し、そうして夜が明ける。


 夜が明けた後の彼等は特に魔物に襲われることなどもなく、早歩き程度の速度だったが首都プラムへと彼等は帰還した。


 先に帰っていたサースに各々思うことを言いつつ、ウィリアムも盛大に文句を言いつつ、依頼終了の報告をして各々がそれぞれの寮の部屋へと帰る。


 部屋に着き、ウィリアムは一通りの荷物を下ろして色々とやることを終えて夜になり、寝る時間には寝床へと入り天井を見上げるウィリアム。


 何を考えているかは定かではないが、今回の依頼でウィリアムの中でも何かしらの変化が有ったのか、その決意の言葉が漏れた。



 「やっぱり俺様はサース・ハザードが認められない。

 何が何でも奴を否定したい。


 ………………。


 奴が戦闘力を求めるのなら、俺様は奴が選ばなかった道を進んでやる。そして奴のやって来た事は無意味だったと叩き付けてやる。

 そうだ、奴と被るのは癪だが─────」



 今回の依頼を機にウィリアム・パリスはこれまで定めていなかった数有る未来への道を1つに絞った。


 それはサースの選んだ道に似ているようで、サースが選んだ道とは全く違う道で、サースやウィリアムはもちろん魔王も含め、今後のサースの選択が、ウィリアムの選択が、未来にどう影響するのかなど、今は誰にもわかる筈が無かった。



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