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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第六章:選択
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▼side Another act1:ウィリアム・パリスの選択Ⅻ


 「そんな怒んなって。何がそこまで気に喰わないんだ?

 あぁ、さっき言ってたこと以外の、もっと心の根の深い所の話な」



 不機嫌になりながら、ウィリアムはそう言えばと己を振り返った。


 そう言えば確かにサースへの苛立ちをそのまま口にしたことは有ったが、その明確で具体的な理由は言葉にしたことはなかったと。


 そこで良い機会だと己の中を深掘り、色々と考え、自分から見てサースの認められる所、認められない所、気に喰わない所、腹立つ所、褒めてやっても良いと思える所、これ等を深掘りしていった。


 そうした結果、ウィリアムはサースに関して感じている不快感の正体を突き止めた。



 「俺様は奴が嫌いだ。大嫌いだ」


 「らしいな」


 「今まではその理由は言葉にせずただ感情のままに言っていた。それは認めよう。だからこそ奴の何が大嫌いか言ってやる。


 奴は己を弱者の側の人間だと嘯っている。俺様は何よりも奴のそこが気に入らない」



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