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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第六章:選択
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班員達の意見


 「どうって言われても……」



 口を開いたのはエギル・ラークだった。言い方的に俺の言葉にどう返せば良いかわからないという様子だった。



 「別にサースの言葉を聞いてどう思うか言えば良いんだよ。この場合は今回の依頼で言われてるキラー種についてだけどね」



 ガラギスがフォローを入れてくれる。

 そのおかげかエギル・ラークは困ったカオは変わらなかったが、俺が聞いた時よりかは話しやすそうなカオをしながら口を開いた。


 彼が口を開けば自然と下級生の他2人も口を開き、彼等全員が意見を言えば嫌々といった様子だがウィリアム・パリスも口を開いた。



 「キラー種云々はわかんないですけど、流石に俺も昨日の今日で一切姿が見えないというのはおかしいと思います」


 「私も同じ考えです。それにハザード先輩が口五月蠅くキラー種の強さを我々に言うほど強いのだと考えると昨日の奴等の強さは確かにおかしいです。なのでその正体を調べるという意味でもこのままこの調査を続行した方が良いと思います」


 「私はどうでも良いかな。早く終わって帰ろうよー」


 「…………確かに強さについては俺様も思う所は有る。言いたいこともわかった。だから聞きたいんだが、このまま何も無かったということにして帰るという選択肢は無いのか?


 そこの気に喰わない奴が強いのはわかる。だがあくまで今回のこの依頼は学園から出された課題で、学生である俺達がそこまでする必要が有るのかと問われればそんなことは無いだろう。

 この場はこのまま帰り、奴等のことも報告して帝達に対処してもらうことが賢い選択だと俺様は思う」



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