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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第六章:選択
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ドン引きと暴走


 俺の普段の過ごし方について詳しく話せば、案の定引かれた。後衛組の2人については狂人を見るような目で見られたし、エギル・ラークには引き攣った笑みで「凄いっすね」とお世辞を言われ、ガラギスにいたっては何も聞かなかったと言うように天を仰いだ。


 その中でイリア・グリーラだけが何故か1度で良いから俺の修行に同行してみたいとか言い出したんだが、俺を含め全員で彼女の凶行を止めた。


 俺のやってることは本当に命を削ってる修行だ。でもそれは期限付きだからしていることだし、期限が無く生涯の命題であればもう少し俺も余裕を持って研鑽する。

 イリア・グリーラに命を削ってでも早急に強くなる明確な理由は無い。ならこんなイカれた修行なのか拷問なのかわからないことをさせる必要は無い。


 ……ということを彼女を諭しながら言えば更に後衛組には引かれたが。


 イリア・グリーラはそれでも折れようとしなかった。だから今後、最高週に1度だけ放課後に面倒を見るということで落ち着かせた。

 また俺の時間が減るが、そうしなければ確実に無茶をして死ぬだろう。流石に自分が原因で防げた死が有るというのは精神衛生上良くないから、未来の自分の精神衛生を買ったとでも思い無理矢理自分を納得させた。


 そんな慌ただしく騒がしい旅路の先で、ようやく最後の人類拠点へと辿り着いた。



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