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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第六章:選択
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班員達の普段の過ごし方


 胸の内に溜まり燻る物を呑み込みつつ、俺達はキラー種が発見された場所へと赴いた。


 馬車で向かえる場所までは馬車で移動し、馬車が通っていない場所からは歩いて向かった。


 依頼地は地図で言えばサクラ共和国の首都を中心とした時、旧首都の廃城方面とは逆側だ。そちらはまだまだ開拓が進んでおらず、これから向かう場所の1番近くの村は開拓村だ。


 当たり前だが開拓村だから首都のような便利さは無いし、もしかしたら便所すら村全体で共有しているかもしれない。

 あらかじめその可能性が有ると班員達に伝えると、皆一様に嫌そうなカオをしたが文句の言葉は出なかった。


 道中は各々が普段何をやってるのかという話が主だった。


 ガラギスは放課後は自主練と勉強をし、休日は父親のコネで衛兵の訓練に交ぜてもらって訓練をしているらしい。


 ウィリアム・パリスは置いておいて、他下級生組は基本的に3人とも同じような生活をしていた。

 エギル・ラークは放課後は遊んで、休日はギルドで依頼を達成して実力と資金を得る。

 モナーク・グリアもエギル・ラーク同様放課後はエギル・ラークと遊んでいるらしい。だが休日の過ごし方については一切話さなかった。

 イリア・グリーラは基本的に放課後は自己鍛練に打ち込み、たまに他2人と遊ぶらしい。そして休日は常にギルドで依頼を請けてるそうだ。この時エギル・ラークと組むことが多いというのはもはやお約束だろう。


 そんな道中の会話は、道程半ばに差し掛かった頃には全員話し終わった。だが、どういう訳か、残りは全て俺の普段の過ごし方についての話になっていた。


 俺がレオポルドやストゥム達に話したようなことを流す感じで話したんだが、エギル・ラークがこれに凄く喰い付いた。更にイリア・グリーラまで俺の隣まで来て詳しく話せとせがむものだから、他の面々も気になり始めたのか、最終的には俺が話すまでしつこく嫌味のようなものを吐かれ続けた。



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