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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第五章:強化期間・後編
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渓谷下り


 渓谷の底へと下る道を探すためにまず俺達が行ったのは渓谷の崖沿いを進むことだった。


 単純に渓谷のこの崖をそのまま下れれば楽だと思っての探索だったが、残念ながらこれは『崖そのものを下ることは出来ない』という情報以外有益な進展は無かった。


 崖をそのまま下れないとなれば、あと考えられるのは何処かに底へと下る道が有るという可能性だが、もしかしたらこちらも無いのかもしれない。

 その場合あまり考えたくない話だが、あの崖を直に下る以外に考えられる道が無くなってしまう。だから先代総帝は心底嫌そうだったが、俺達は念入りに底へと下る道が無いか、この閉じられた世界の中を隈無く探した。


 結果、考えられる底へと下る道は1つしかなかった。

 最初に俺達がこの階層に訪れた際に崖を覗き込んだ、その時の足下だ。


 転移と同時に訪れた位置からでは岩壁が邪魔してしっかりとは見えなかったが、対岸へと移動すれば足下4メートルほどの場所に人間であれば余裕を持って通れそうな横穴が在った。



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