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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第一章:彼との馴れ初め
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覚悟しやがれ。


 Twitterでも呟きましたが、色々思うところが有ってプロローグやら幕間やらしていた章を取っ払い『第一章』に統合しました。


 以降は本当の幕間など以外は『第○章』とさせていただきます。




 「先生、戻りました」


 「ハザード戻ったか。皇子の様子はどうだった?」


 「医療教諭曰く回復魔法とポーションを使ったから大丈夫と言っていました」


 「そうか。それでお前はどうだ?この後の全力戦闘は出来そうか?」


 「その事で先生にお願いが有ります」


 「ほぅ、なんだ?」



 クソ野郎とストゥムの試合が終わると同時、審判をやっている教師の許にとある目的の為に近付いた。


 まぁ教師な訳だから、当然怪我で運ばれた生徒のことが気になるのは当然だろう。その後の俺達の指導に必要な模擬戦も残っているんだ、当然と言えば当然だ。


 教師に俺のお願いを通すべく、1度教師に「少し失礼します」と断りを入れてから、久し振りに俺の方から奴に声を掛けた。



 「フォルティス・サクリフィス」



 取り巻き共の許へと戻ろうとしていたクソ野郎を呼び止める。

 先程見た時は言い訳をしているような、何かを諦めているような、そんな苦笑いだった。そんなカオをぶっ潰すべく、こちらに振り返り何かを奴が発しようとする前に中指を立てた。



 「次の全力戦闘、俺と殺ろうぜ」



 宣戦布告だ。俺のこの8年間で今のテメーとどれだけの差が有るのか、「どれだけ差が有ろうと俺が勝ってやる」、「手を抜くんじゃねぇぞ」、そういう意味での宣戦布告だ。


 果たしてクソ野郎から返ってきた言葉は───




 時間は少し経ち、いよいよ本日最後の能力テストとなった。

 最後の全力戦闘の模擬戦を戦うのは、当然1人は俺サース・ハザード。


 対するは表の顔は火と風属性使い。しかし真の顔はこのサクラ共和国のトップである火・水・土・風全ての属性と破壊属性を持つ総帝フォルティス・サクリフィス。


 俺達の間に有る因縁については……今更語ることではないだろう。

 まだ学園卒業までに2年の猶予が有る。あぁその通りだ。だからどうした。


 俺が!今!ここで!目の前のクソ野郎を!目の前のクソ野郎をぶっ潰したいと燃え滾るこの炎を!抑えることなんて出来る訳が無い!!


 レオポルドとの模擬戦では俺が最も忌むべきクソ野郎と同じことをしていたと気付いて軽く絶望して自分が嫌になった!

 ストゥムとの模擬戦を見て、その後のコイツのカオを見てやっぱり殺意が湧いた!

 そしてこの8年間で培われた俺の炎は、今更に焚べられた殺意と怒りの炎は、もはや自身の水ですら鎮火することは不可能だ!!


 あぁクソ野郎。あぁフォルティス・サクリフィス。

 今日必ず、俺がお前に敗北を押し付ける。

 必ず今日、テメーのその整った顔を見る者全てが醜いと思うような顔に歪めてやる。

 覚悟しやがれ。




 サースの熱がとても迸ってますね。


 ということは?

 そしておやおやこの更新時間は…?



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