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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第五章:強化期間・後編
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乱戦Ⅰ


 即座に指輪から剣を2本取り出して両手に握り、俺の持つ知識の中で厄介な魔物から順に身体強化による身体能力任せで近寄り斬り捨てる。


 帝2人に意識を割く余裕は無い。身体能力という点では危なくなったら助ける余裕も有るか無いかで言えば有る。だが軽くトラウマになってるのもあるが、純粋に終わりの見えないこれだけの量の魔物を相手に生き残ることで精一杯で、帝達に意識を割く余力が無いのだ。


 それでも視界の端などに移る彼等を見れば、先代総帝が前衛を務めて水帝が後衛を務めているということだけは認識出来た。


 問題無さそうなため、俺は俺で魔物の処理を続ける。


 剣で斬り、刃が効きにくい魔物には鎚を取り出し鎚で殴る。

 金属を溶かす魔物は腕に水球を纏わせて殴る。

 遠くから魔法やら弓から放たれる矢はその方向に水の膜を展開し防ぎ、矢である場合はそのまま水の膜を弓へと変え逆に撃ってきた個体へ撃ち返す。


 帝達が今どうなってるかはわからない。

 そして魔物はやはり際限無く湧いて来る。


 改めて思う。

 ダンジョンでのこの手の空間での戦闘は、本当に地獄だ。



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