開拓
土帝が目覚めたため俺達は会議室へと戻った。
そして新しいダンジョンへと向かうかこの前のダンジョンまでの道を開拓するかを話し合った。
結果、土帝と炎帝がこの前のダンジョンの開拓に、水帝と先代総帝は新しいダンジョン攻略をすることになった。
決行は1週間後。
それまではそれぞれがそれぞれで仕事をやりつつ準備を進める運びとなった。
その間、俺は水帝の許から離れてポーションを大量に作ることになった。
前回のダンジョン周りの開拓のために俺の作れるポーションを一通り100以上納品することになったからだ。
思う所は有ったが、それから俺は1週間ポーションを作り続けた。
途中、ダンジョン報酬である見たこと無い鉱石と魔石を混ぜて眼鏡を創った。
普段魔王に頼んでいる鑑定を自分で出来るようにと考えて、能力や効果がわからない物の詳細がわかるようにと創った。
結果望む物が出来上がったため、ポーションを作る片手間でこの前のダンジョンで手に入れた武具類や装飾類の鑑定を行った。
特に目立つ能力を持った魔道具は無かったが、エンラジーや水帝が使えば魔物との戦いで楽になりそうなため、ポーションを炎帝に納品しに行った時についでにエンラジーに渡すように頼んでおいた。
俺が今回使えそうなのはあの巨人の心臓ぐらいだった。
あの心臓を一言で言えば、魔力を含めたありとあらゆる力を産み出す炉だった。
これはまた後に何かを創る時に使おうと思う。
そうして1週間が経った。




