魔王との昼食
宝物庫内の宝物と言える物全てを指輪へと仕舞い、2度他に何か無い確認し、改めて無いことを確認してから転移を試す。
試してみれば呆気なく転移出来、本当に攻略したのだと実感した。
最後、スケルトン戦だけがこのダンジョンのコンセプトから掛け離れていたように思うが、なんとなくだが今考えることではないように思うから今は考えないことにする。
転移した先はダンジョンの入口。転移した先では魔王が待っていた。
「やぁサース。お疲れ様」
「魔王か」
魔王の姿を見た瞬間、一気に足から力が抜けてその場に座り込んでしまう。
「大丈夫かい?」
「俺が入ってから何時間が経った?」
「軽く3日だね。流石に心配で見に来たよ」
「アンタが?俺を?そんなタマかよ」
「友人を心配するのはいけないことかい?」
「……さぁな」
差し出された手を握り立ち上がり、立ち上がったと同時に魔王の城の割り当てられた部屋へと転移させられる。
転移と同時に部屋へと給仕が入ってきて机の上に2人分の料理が並べられていく。
「何故だ?」
「時間で言えば今は昼だ。なら昼食を食べるのは普通のことじゃないか?」
「…………好きにしろ」
「段々俺をわかってきたねサース」
「るせぇよ」
軽口を叩き合い、席に着く。そして俺達は黙々と出された食事を腹へと収めた。
昼食を終えればあとは今回のダンジョンで何が有ったかを話す時間だ。
魔王はいつでも俺の視界で世界を見れるから俺から話す必要は無いが、魔王としては俺から語られる方が良いらしい。だからダンジョンに潜った時はこうやって話すことになっていた。




