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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第四章:強化期間・前編
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愉悦に頬が緩む


 状況を把握するのに数秒を要した。何をされたのかわからなかったからだ。


 正直、ナメてはいた。いきなりあんな意味不明で頭のおかしい奴が妄想話を始めたんだ。しかも比較的に友好的に見えるような態度で。

 それが近接に持ち込んだ途端俺は壁に埋められてる。


 ナメてはいたが、油断はしていないつもりだったし、一撃で沈めるためにかなりの倍率で身体強化を行い、力の限り大鎚を奮った。

 にも関わらず反撃されたこともわからず、今こうして壁に埋められてる。


 腹の感触から、そして間合いから考えて、腹を殴られたであろうことは察した。しかしそれだけだった。

 それ以外が何も情報として頭に入ってこない。


 ただ、そんな中で1つだけ結論が出た。

 少なくとも、何かしらの理由で奴は俺の攻撃を防げるし、俺が視認出来ないほどの速度で殴れる。そんなキャラだというこの事実だけは覆らないからだ。


 ならば話は簡単だ。この過程を前提に動けば良いだけだから。



 「うーわー、凶あーくーなカーオをーしーてーるなー」


 「退屈しなさそうだ」



 大鎚を指輪へと仕舞い、ハンマー2つを取り出し構え、一向に仕掛けて来ようとしないスケルトンへと駆けて近寄った。



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