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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第四章:強化期間・前編
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変身


 カンッ、ガンッ、カンッ、ガンッ。

 金属が金属を打つ音と金属が金属を擦る音が鳴り響く。


 俺が奴の鎧を叩けば、奴の大剣が俺の胴を真っ二つにしようと振り回される。

 それを避けるか受け流すかして防いだら、奴の金属鎧に包まれた脚が飛んでくる。

 それを鎚で殴打し凹ませれば、防いだり受け流した大剣がまたも俺を真っ二つにしようと奮われる。


 それを何度も繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し続ければ、当然俺もスレスレの攻撃で所々怪我を負ったが、奴の鎧も鎧で色んな所が凹んでドンドン動きが鈍くなって行った。



 そうしてその繰り返しの結果、遂に奴は膝をついた。


 その時だった。

 亀が突然動き出し、全身金属鎧に突進をした。

 突進され吹っ飛ぶと思われた全身金属鎧は、予想に反し吹っ飛ぶことはなく、接触と同時に光り始めた。


 そして光りが収まったそこには、全身金属鎧に亀の要素が付け足されたような見た目へと変わっていた。

 しかも持っていた大剣は亀なのにドラゴンの鱗を連想させる鱗のような模様が浮き出ていた。


 要するに、これまでは第1回戦で、これからは第2回戦ということだった。



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