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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第四章:強化期間・前編
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もう1つの道


 進み、進んで、進み続け、恐らく胃と思われる場所へと帰ってくる。そして更に遡り口と鼻と奥へと続くあの分岐点へと辿り着いた。


 最初ここに来た時は何も考えずに奥へと行ったが、よくよく考えれば消化器官に直通というのは本来おかしい。

 亀の肉体構造がどういう物かは把握してないが、人体であれば咽の部分で気道と食道に分かれている。そして物を飲み込む時以外は基本的に食道は閉じている筈だ。

 なのにこの亀の体は食道へ直通だった。亀の構造がそうなのかはわからないが、つまりここの近くに気道への道が有る筈なんだ。


 そう思い咽周りをくまなく探すと、鼻側今の俺から見れば天井側の所に人間1人がギリギリ通れそうな穴が1ヵ所だけ開いていた。ちょうど構造的に影になっていて、一目見ただけであればただの隆起の影のようにしか見えない場所の穴だった。


 素の状態では届かない高さだったため身体強化して跳び上がり、その穴の中へと入る。

 中に入り気付いたが、どうやら空気の流れはこの穴からだったようだ。生臭く、ここまでわかるが腐った臭いがする。それでこの体の状態を察し、同時にここで何をすれば良いかもなんとなく察しがついた。


 故に迷わず奥へと進む。



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