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ボツBL小説集  作者: 高遠
5/7

……for you(サイレント・フラワー~手島×本宮~)

ドSな優男先輩攻め×平凡な後輩受け

 本宮が手を伸ばしたのは──左の箱だった。

手に乗せてみる、すると。



パンッ!



突然破裂音と共に箱が弾け飛び、辺りが白い光に包まれる。



「…………! あ……」



 気が付いたときは本宮の姿が変わっていた。

 黒に近い緑髪には白のメッシュが混じり、緑の瞳は黒い瞳に変わり、瞳の真ん中に白のリングが浮かんでいる。

両手首には白く歪な形のバングルを装着していた。

黒いマスクは吹っ飛び、首の後ろの印は何時の間にか消えていた。



「へえ、こんな風になるんだ」

 


聞こえた声に後ろを振り返ると、いつの間にかドアが開いており、二年の手島(てしま) 拓也(たくや)が部屋の中に入って立っていた。

手島も同様に先程までとは違い変貌していた。

グレーの髪は白髪に変わり、グレーの瞳は本宮と同じ黒い瞳に変わり真ん中に白いリングが浮かんでいる。そして緑色の蔦模様のタトゥーが首から右頬に掛けて登っている。

右手に指開きの白手袋、左手に指開き無しの白手袋を着けている。



「どう?久し振りに声を解放された気分は」

「あ……」



言われてみれば声が出るようになっている。

あの日手島に声を封印されて以来だ。


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