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怨讐の拷問塔  作者: 狂乱のY
1章
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絶望……そして希望10

「更に言うとあなたは周りの多数から疎まれているし、あなた自身よく思っていない、違うかしら?」



「……はい。」



 これを肯定するのもどうかと思ったが、それ以上に彼女を敵に回すのはまずい。



 会ったのはついさっき。



 それなのにここまで私の状況を言い当てている。



 それだけでメイビスの観察力は確かだし、現状取り入って悪いこともない。



 そう言った意味で、彼女を敵に回すような振る舞いは今後避けるべきだろう。



「素直なのも良いですわね。名前を教えてもらえるかしら?」



「霧峰斬子です。」



「さっきまで怯えていたのに、今ははっきりと……ふふ、切り替えの早さも評価できますわ。ではこちらに来なさい。これからいっぱいやる事を教えてあげますから。」



 不敵な笑みを浮かべつつ、メイビスは私の部屋を出て行く。



 私は警戒はしながらもそれについていった。



 私たちが案内された建物とは別の場所へと私は連れてかれた。



 だがそこは、更に豪奢な雰囲気を漂わせるお城だった。



 ホコリひとつない綺麗なだけでなく、所々黄金を使っているのか輝いている。



 そして、その城の一室へと私は案内された。



「どうぞ、そちらに座りなさい。」



 中は更に豪華かと思いきや、意外に質素な感じでキラキラした雰囲気はなかった。



 全体的にピンクではあるが落ち着いた感じだし、装飾品も少なかった。



 私は言われるがままにソファに腰掛ける。



 予想以上に深く腰が落ちたので驚いたが、これもかなり高級なソファなのだろうと思えば納得した。

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