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秋の桜子詩集

赤いリボンの バレンタイン

作者: 秋の桜子

どうした、どうした、どうした


気になる、気になるあの子から


ち、チョコレート受け取った


可愛い紙袋に 入れられた それを


真っ赤な顔して 渡された


赤いリボンがかけられた


中身がチョコの可愛い小箱


添えられてるカード



どうした、どうした、どうした


どうした 俺の人生初ではないか!



袋から出した小箱


カードを並べ置く机の上


あー!どちらも開けられねー!


しかし 気になる 気になるあの子



あの子の気持ちが詰まってイルヨ



心臓が バクバク、ばくばく


息をのみ 息を止め



しゅるりと リボンをほどく


赤の可愛いリボンをほどいてく


蓋を開ければ…… おおおう!


可愛いハートの形がそこにある



どうした、どうした、どうした



カードの封筒


封していないそれを


開ける勇気が出てこない



チョコを見る


封筒をみる


チョコを見る


封筒をみる



あの子の気持ちが 詰まって イルヨ



すぅ、と中身のカードを取り出す



目を閉じ 深呼吸


可愛いカード


目を開き


そろ、と


それを見る


…………!


可愛い あの子の丸い文字


書かれていた


二文字



………!



おわぁおおおうー!



心臓 バクバク バクバク



……『二文字』に射ぬかれた



あー!もうこのまま死んでも良いや


俺は ベッドにドサッと 倒れ込む


そして 何度も眺める


あの子の キモチ


向かい合う


俺の キモチ


こ、これって……


まさかの まさかの


まさかのぉぉぉ!



心臓 バクバク バクバク



そして眺める 机の上



真っ赤なイチゴの色したリボン


あの子の赤い頬を思い出す



ああ!恋の神様 こいのかみさま



明日 恋しいあの子に



返事を言う勇気を



かみさま かみさま



俺に与えてくれ。










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[一言] キュンキュン来たのですよー
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