表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ

静かな森の中に一人の黒髪少女は走っていた。何もかに追いかけられたわけではないのに、少女は走り続ける。走り始めてから約20分近くなるのに顔は無表情で息も切らしていない。


見た目はただの年若い少女。戦闘経験どころかろくに鍛錬をしなさそうな細い体と綺麗な白い肌。でも少女のスピードは間違いなく人間離れしてる。


彼女の異変はそれだけではない。少女の美貌はそのどこらの女と違い、間違いなく高級ランクのお姫様のもの。ただ立てるだけで男ども視線は少女に向かうだろう。そして、少女の無表情の顔は不思議な雰囲気を放つ。加えて、目を見るだけで精神を吸い取るかと思える紺碧の瞳。でもなぜか、その無表情の顔の裏に『寂しい』という感情が感じ取るだろう?


そして少女の服装はなぜか…セーラー服。白いセーラー服にミニスカート。日本では珍しくない服装だけど『ここ』ではそうではないかもしれない。


「やはり身体能力は上がってる…」


と、鈴のような声で少女はつぶやく。


少女はこの森に来たのはもう何日っ立った。それってどう意味か自分でも分からない。少女は道を迷ったとか『ここ』に行きたいとかではなく、気づいたときにもう『ここ』にいた。そう、どこから『ここ』にたどり着いたではなく、気づいたら『ここ』にいた。そして、その異変の原因は何なのか、そろそろ気づいたんだろう。


「明晰夢…だな、これ」


簡単に説明すると明晰夢(ルシッド・ドリーム)とは夢の中に『これは夢だ!』っとわかる夢。ぶっちゃけ、少女はそんなに詳しいでわない。たまにゲームでそんな話聞いたことがあるぐらいだ。


で、『ここ』と明晰夢はどんな関係が?


皆さんはもう分かってると思います。


そう、ここは…


()()()()()()()()()()』だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ