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良い汗かきました

間が空いてしまいました、すいません。

翌朝。


泊まっていた宿で朝ご飯を食べながら、昨日の事を思い出す。


ギルドのカギを締めてから、皆さん思い思いに休みを満喫しているのかな?と思いきや、街にはいたるところに冒険者と思われる方々が働いているのを目にして驚いていると、皆さんが皆さん「今まで出来なかった事やってるだけ、気分転換さ」なんて言ってるんだよ。


街道のゴミ拾いやどぶさらい、建物や門などの修理、店番やいろいろな事を教える先生のような事をしている人もいて、改めて冒険者ギルドと言っても、いろいろな仕事を請け負っているんだなと感心すると同時に、街の人たちと繋がっているからこそ冒険者としてやっていけてるのかな?とも思ったよ。


そんな中、俺は本当に疲れてしまったので、ちょっと宿で寝てから街の観光などを楽しみたいと思っていたら、イデアとマネックスが俺の手を引いてどこかに連れていこうとするんだ。


なんだなんだ?なんて言いながらなんとなく連れていかれた先は、冒険者ギルドの裏手にある広めのグラウンドで、見てみると熟練冒険者が冒険者になりたての若い人たちを指導しているのが見える。


木剣を使って模擬戦を行っている人もいれば、教官らしい人の号令に従って素振りなどを行っている人もいる中、端の方でトンガリ帽子をかぶり緑色のローブを身にまとった女性が、何か話しているのが見えたので、そちらに行こうとすると、娘二人が「「私達魔法を教わろうと思う(の)」」なんて言ってるの。


方や、大勢のモンスターを一瞬で土に埋め込めるくらいの土魔法をぶっ放せる獣人。


方や、知っている相手に変身して、同じような魔法や能力をひきだすことが出来る女性。


今更あんたたちが教わることなんてあるの?なんて一瞬口に出そうになったけど、考えてみたら彼女たちは自己流で魔法を使っているんだよね?一度きちんと教わりたいってイデアも言ってたし、マネックスもなんらかの参考になりそうって話をしていたから、この機会は逃したくないって思ったのかもしれないね。


残念ながら俺には魔法は使えないので、二人にはご迷惑にならない程度にいろいろ学んできなさいなと言うと「お父さんには言われたくないですよー」なんて言われてしまったよ。俺、そんなにトラブルメーカーだったっけ?なんて思いながらも、せっかくこういうところに来てるんだから、ちょっと体を動かすか!と思い、先ほど見た素振りをした場所で生徒らしき人に交じって素振りをしてみる。


自由に使用してもいいみたいな木刀見たいなものを持って、列の後ろ入り込み、前の人の動きに合わせて木刀を振ってみると、昔剣道を習っていた時の事を思い出してしまい、若い人の中ではあるものの、いい汗をかくことが出来て満足したよ。


最後にと、模擬戦見たいなものをやるらしかったので、それは見学でもしてようかな?なんて思っていると、教官らしき人から「ひと試合やってみませんか?」なんて声をかけられたんで、胸を借りるつもりでお願いしてみたんだ。


どうせなら自分のスタイルでやってみたいと思ってね、木刀を二本用意して構える。

二刀流って奴だけど、我流だからまぁ様にならない。


昔日本にいた剣豪は、太鼓をたたいている様子を見て二刀流を編み出したというような事を何かで見た気がするんだけど、俺の場合はそこまで考えてないし、前にイデアと一緒に戦った時ゴブリンから拝借した棍棒が武器だったもんだから、正直剣の形をした武器で何が出来るのかわからないなと思っていたんだ。


ただ、いざ教官と試合をしてみると、思ったよりもこの二刀で戦うってスタイルが面白くて、いろいろ試してみたんだよね。教官の攻撃を最初二刀で受け止めてから、片方の刀で攻撃をしてみたり、一刀で攻撃を受け流しながらカウンター気味にもう一刀で攻撃を仕掛けてみたり、一刀だけで戦って見たりとやっているうちにだんだん楽しくなってきたんだけど、他の方ともやってみたいという教官の言葉があり、終わりになってしまったんだ。


結局、いろいろ試してみても教官の方には一撃も与える事が出来なかったけど、教官からの「変則的な攻撃が来て本当にヒヤッとした。ただあなたの本当の武器は剣ではないと思うので、重量級の武器で同じ動きをされたら受けた剣は壊れていたと思う。」という言葉が嬉しかったので、今後真面目に自分の武器を探してみたいと思ったんよ。


そんな楽しみを満喫していたんだけど、そろそろ娘たちも良いかな?なんてことを思い、魔法使いの方に歩いていくと「基礎は大事です!」と力説していると講師らしき人を見ながら娘二人もなかなか苦戦している様子。


自分の得意分野の魔法を指に集中させる訓練をしているようなんだけど、さっきからいろいろな魔法使いの方々が、指から火やら水やら、はたまた雷なんかを派手に出してしまい、驚いて尻もちついてるのよ。


そんな中、イデアは指先に針のような物体を出して、それらを前に押し出したり、引っ張ったりしているし、マネックスは自分の分身を作って、それを小さくしたり大きくしたりしているんだ。


二人の邪魔にならないように、魔法使いの講師?の方に話を聞いてみたところ、二人はここでは規格外の力を持ってるんだけど、魔法のコントロールが弱いところがあるので、コツを教えてみましたということだったので、ありがとうございます!とお礼を言う。


イデアが冒険者に憧れがありそうというと、入ればすぐに一流の冒険者になりそうですね、でも個人的にはいろいろな経験をしてもらって、ついでに一流の冒険者になれればいいね程度の考えでやってもらえるといいかと思いますよ、とアドバイスをもらってさらに感謝ですよ。


こうやって先輩方が後輩に指導をして、成長を助けるのは本当に良い事だなぁ~と感心していると、ギルドの方から悲鳴が聞こえる。


これが若い子の声ならとか、ギルドの中からでなければ、ここにいる冒険者さん達の出番が来るかと思うんだけど、残念ながらこの悲鳴はギルドマスターで間違いないだろうとみなさん思ってるので、誰も助けず、振り返りもしない。


俺も指導している冒険者たちも「気にすんな」の一言で済ませちゃったんだけど、ま、いいよね。


結局、悲鳴やら戸をガチャガチャさせる音は、深夜まで続いたんだけど、あれからどうなってるんだろう?


しょうがない、今から開けに行くか・・・

最近帰りが遅いので、本当に久しぶりに文章を書くことが出来て楽しかったです。

これから年末年始の大忙しで、本当に不定期な更新になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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