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説教 その3

「やってらんねぇ!!!!!!!!!!!!!!!」


そんな怒声に驚くクリーナさんを無視して、とりあえずどっか一発殴っておこうと思ったけど、夢の空間だから何にもないんだよね・・・いきなりちゃぶ台返しも嫌だしね・・・せっかく出したお茶やお菓子もったいないもん・・・


イライラしている俺を見て、あれっ?何か大変なことを言ったのか?と不思議な表情を浮かべるクリーナさんだったので、なんで俺がこんなに怒ってるかわかる?と言うと「全く見当もつきません・・・」と困惑の表情。


ん?こりゃ・・・ちょっといろいろ聞いたほうがいいかな?と思い、クリーナさんに説明を求める俺。


Q:コンビニアルテミスで品物を購入したが、くじは気まぐれに引いただけで、異世界の少女が現れるとは思っても見なかった。神様は、この様なだまし討ちをして良いのか?

A:くじというものの存在は知らない。ただ、イデアさんを含め、こちらの世界で救済を求めているが、神が直接手出しできない不幸な人を保護し、異世界の勇者に助けを求める事業は行われていると聞いている。


Q:くじを引かなければ、イデアは異空間で閉じ込められていたまま異世界にいたことになる。それは広い意味で言ったら神が世界に関与したことになるのではないか?関与しているのであれば、はじめから神がすべて解決すれば良いのではないか?

A:あくまで神は人に直接関与してはいけないのだが、救済という名目で保護するのは特例として認められている行為である。クリーナはそれを承知で正木という人間に関わっているため、あとで思い処罰を受けることになっている。人命にかかわる事なら尚更罪は重いはずなので、それを知らない神はいない。


・・・う~ん・・・もう少し詳しく話を聞きたいなぁ・・・


クリーナさん・・・もし良かったらさ、その救済事業を担当している神様に連絡する事って出来ない?ってお願いすると、「ちょっとこちらにいろいろ設置してもいいですか?」なんて言うのでお任せすると、空間にテレビモニターみたいなものが何個も出てきて、その一つから声が出て来たので、クリーナさんが発言する前に神様のふりして質問してみる。


Q:コンビニアルテミスのくじ引きの様子どう?不幸な女の子全部引き取られてるかい?

A:くじ?何のこと?あれって全部終わってるって聞いてるぜ。今更そんな事聴いてどうすんのよ?こっちも忙しいんだから、余計な時間取らせないくんな?面倒なんだけど。


ちょっと ぴきっってきたけど我慢がまん・・・

あのさ、俺、その不幸な女の子をくじで引き取った人間だけどな、これってどういうことだい?なんて話をすると、突然画面が乱れ、電源が切れたように真っ暗になってしまったので、「こりゃ・・・逃げたな・・・」と思い、今度は、コンビニ アルテミスの責任者につないでもらう。


Q:不幸な女の子の対応を誠心誠意行ってるという報告を受けたが、具体的にはどのような方法で対応をしているのか?報告があるので、具体例を教えてくれ。

A:あれ、全部終わったし・・・勇者に丸投げして後は待つばかりよ。


Q:勇者候補には、女の子を助けるという事に対して同意を得ているのか?

A:・・・・女の子を並べている棚にその旨の表示をしている・・・はず。


あ・・・犯人コイツだ・・・わかりやすくてちょろいな・・・

あのさ、俺、コンビニアルテミスでくじひいた3等当選のもんだけどよ・・・そんな表示もなんもなかったぜ!購入する時も、店長オススメだから是非一等当ててください!としか言われなかったぞ!・・・なんて言うと、また電源が切れたように画面が暗くなる・・・


・・・・


・・・


・・


神様って言うからさ、もっとこう・・・威厳があってさ、誠心誠意対応してくれるもんだと思ったけど、これじゃぁさ・・・駄目じゃん・・・あんまりこういう言い方はしたくないけど、お役所仕事って感じじゃね?


クリーナさん、貴女が悪いわけじゃないのはわかるけどさ、このままにしていいと思う?


俺さ、神様に騙されてるんだよ?これはアリなの?ナシなの?・・・どう思う?


一応、俺ら被害者だと思ってるんだけどさ、今のやりとり見てどう思う?何をしなければならないと思う?って、詰め寄ったらさ・・・


今のやり取りは録画?出来ているらしく、それを証拠に上司に相談してくれるということだったので、「クリーナさん、俺はあんたを信じる。どうか失望させないでくれ」と言うと、ペコっと頭を下げてスライドドアから出ていったんだ。




正直、イデアを助ける事が嫌なわけではない。


この運命の出会いに感謝すらしているんだけど、やり方が汚すぎる!


フィギュアだと思って買わせて、開けてみたら生身の人?が出てきて、騒動に巻き込ませる。

人の誠意を利用していろいろさせようという魂胆が気に食わない・・・


しかもそれを下っ端かも知れないけど神様がやってるんだよ?信じらんねぇよ。マジデ。


・・・なんて思ってたらさ、再度スライドドアが出現して、何やら偉そうなおっさんたちと一緒にクリーナさんが来たので、とりあえずちゃぶ台を囲んでもらい話を聞いてもらおうとすると、先頭に立っていた一人のおっさんが、「申し訳ないが、事実確認をしたいので、記憶を覗かせてもらっても良いか?」と言うので、やってくれ!と返事をする。


すると、神様側の一つのモニターが出現してさ、何やらおっさんたちが唸ってる・・・


「あ、ここか・・・ディスプレイがポテチに隠れて見えないじゃん・・・」


「こいつ・・・くじ売れたのに気を良くして、お客様からの同意得てないじゃん・・・」


「えっ?在庫ない?!!! コイツら・・・この調子で全部売り切ったんか・・・こりゃ大問題だぞ・・・」


・・・・


・・・


・・


う~ん・・・なげぇなぁ・・・ぉぃ。


考えてみたら、俺の夢の中で神様数人がうんうん唸りながら話しているという、シュールな光景が見れているだけでも面白いとは思うんだけど、一応、人様の部屋?空間なんだし、もう少し配慮とかないんかね・・・一応お茶も出してるんだけどさ・・・なんて思っていたら・・・


おっさんたちが「大変申し訳ないが、調査に時間を下さい・・・こちらの都合で申し訳ない」と謝ってきたので、まぁ~当たり前の対応だよな・・・と思ったんだけど、その前にやりたいことがあるんだよね・・・


あのさ・・・


「はい、なんでしょうか?」と偉そうな人達・・・



さっき、俺に対応した二人・・・




連れてこいやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!



・・・某総帥の真似してみたけど、筋肉が足りな過ぎたようですね・・・すいません・・・


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