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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ポンニチ怪談 その99 お持ち帰り

作者: 天城冴
掲載日:2026/04/29

とあるサークルのコンパで主催者の学生たちが目覚めたのは…

「こ、ここはどこだ!」

一人の男子大学生が暗がりで叫んでいた。

「セ、先輩、お、俺ら、サークルの飲み会であの店で飲んでたんですよね?どうして、こんな変なにおいのするとこにいるんですか?」

「わ、わかんねよ。ほ、ほかのやつらはどうしたんだ、それと女ども」

「あの誘った他大の女子大生ですか?居酒屋の店主が狙った子を持ち帰れるようにおぜん立てっていうか、いろいろもってくれるって言ってたけど…。まさかバレちまってヤバいことになったんですか!!」

「だから、わかんねえよ!だいたい警察とか呼ばれてたら、警官とかいるだろうし、なんかこの床コンクリートじゃないみたいだし」

「留置所とかじゃないですよね、もっと明るいはずだし、なんかゴツゴツしてんですよね、この床って…うわっなんかぬるぬるしてる」

「お、おいこれってまさか血…」

『あ?目が覚めたんだ、じゃ、君らの番だね』

『あ、起きてくれてありがたいよ。ほかのはぜーんぶ始末しちゃったしねえ。寝てるうちだと悲鳴も懇願も聞こえなくてつまんないし』

薄暗いなか、とまどう二人の耳に入ってきたのはやはり二人の

「女の子の、声?」

『あー、そうだよおお、お前らクズサークルの野郎どもが持ち帰りとか馬鹿なことやろうとしてくれた女子大生モドキだよお』

『持ち帰りってただの誘拐強姦じゃん。ほーんとニホンのロクデナシオスどもって犯罪を柔らかく言えば罪にならないと思ってるんだあ』

「そ、その、怒ってるなら、謝るよ。み、未遂だったんだし、ねえ先輩」

「そうだよ、だいたいこういうサークルでお約束だろ、そっちだってよろこ…」

しどろもどろで言い訳しようとしたが

『何勘違いしてんだ!!このサイテイヤロウ!!』

『レイプ魔が何言ってんだ!!ほんと性根が腐ってる上に状況もわかんないバカとはねえ、救いようがないわ』

『ま、こいつらに救いなんてないけどね』

『見せてやらなきゃわからないんじゃない』

バサッと

彼らの前に放りなげられたのは

「ぎゃああああ、く、くびいいい。い、居酒屋の店主のだあああ」

「の、脳みそがでてるぞ、か、顔が半分えぐられ、う、うええええええ」

二人ともこみあげてくるものを抑えきれずに、突っ伏す。

その背中からあざ笑うように

『自分も強姦魔のうえにさらに他人の犯罪まで手伝うことを宣伝する腐ったオッサンにはこれでもまだ軽いほうよ。こいつのせいで奥さんはじめ、何人の女性が人生をくるわされたことか』

『ほんと、どうしようもないダメ男に無理やり犯され、脅され懇願されて仕方なく結婚して人生めちゃくちゃにされて。で、男どもは彼女らを踏み台にしていいようにしてることも気が付かなくて、幸せだと勘違い。そんなの変よねえ』

『変というか、間違ってるのよ。ま、そのせいでニホンっておかしくなっちゃったのよねえ。だから正してあげるのよ。まずはクズ男をドーンドン減らさなきゃ。クズのせいで女性どころかまともな男性も被害受けてるからね。まずはあんたたちみたいな下衆集団とそれをほう助した犯罪店主を』

「こ、殺すのかあ、こ、こんなことして、おお前らも犯罪者」

「そ、そうだ、お、俺たちの死体がみつかれば」

『したい?そんなもの残すわけないじゃない?ケモノたちにさんざ遊ばせて、きれいに食わせてやったわよ』

『あー、店主だけはねえ、一部っていうか、確実に死んだってわかるように、頭は残しといたのよ、奥さんのために。だって行方不明で7年もまつなんて、かわいそうじゃない。私たちに祈って、願ってくれたんだもの、ちゃーんとそのお返しはしてあげなきゃ』

『あー、あんたたちはちゃーんと、お仲間とおんなじように、今までの行いの報いをうけさせてあげる。泣き叫ぶ女子たちがどんな思いでいたか、そのどうしようもない頭でよーくわかるまでね』

『どうせ、あんたたちのようなクズ、親ぐらいじゃない探すのは。あ、親も同類か、ならそのうちあんたたちとおんなじ目にあわせてあげるかもね。よかったねえ、親子で地獄で仲良くね』

「ひいいいい、こ、これはうそだあああ」

「お、お前ら、な、なんなんだあああ」

『さあねえ、虐げられた人々やら弱者の念とかの塊とかあ』

『ノロイの神とかあ、好きに呼べば?あ、もう舌がないか』

ブシュウウウウ

「あひあひいい」

後輩の学生のほうの口に何かがはいった。

続いて

ボキ、パク、ボキ、パク

「あ、足の指がああああ、ひいいい」

一本ずつ食われていく

何かに、暗闇より出でた何かに

『あー、もっと苦しんで、自分がやったことのひどさをうーんと味わって』

『あー、でもあんまりこいつらにかまってもいられないね。なにしろニホンにもほかにもまだまだひどーい奴らがいっぱいいるんだからねえ』

楽し気に笑う軽やかな声と悲鳴が闇に響く。



どこぞの国では誘拐強姦を持ち帰りだの、少女買春をパパ活だの、言葉を換えれば犯罪っぽくないと勘違いしてるようですが、言葉をもてあそぼうとやってることの下衆さ、クズさ、駄目さは変わらないってことをマスコミさんともどもよーく自覚していただきたいものです。

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