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DeViL 悪魔生転物語  作者: オクラ
 5章 『マザーシップ』
112/211

 108 交換


 地獄・マザーシップ(特設フロア)


 「やるな!A2。」

 「いえいえ、そんなことはありませんよ。」

 

 A2とボーパロットの衝突は拮抗していた。


 「跡形もなく消してくれる!!『オブリビオン・ブラスター』!!!!!」


 ボーパロットから放たれる空気、空間すら歪めるほどの魔力砲。A2は『ディクト』を取り出すと、魔力砲を跳ね返そうとした。が、火力が『ディクト』の許容範囲を大幅に超過してしまい、『ディクト』がぶっ壊れた。そして、A2は魔力砲に飲み込まれた。


 「どうだ!私の力は!」

 「私?サタンの力ではなくて?」

 

 A2は無傷で立っていた。


 「無事だったとは。」

 「私は強いんだ。すまないね。ご期待に添えなくて。」

 「構わんさ。今のは力の半分程度なのだからな!」 

 「ハハハハハ!」

 「何がおかしい。」

 「今ので半分?ハハハハ!サタンの頭部を吸収しても基礎が悪いとこうなるのか。」

 「何?」

 「お言葉を返すようで申し訳ないが、私は君との戦闘で3割も出す気はないよ。」

 「虚勢か?」

 「ミカエルとの契約でね。これ以上出すと怒られてしまうんだ。」

 「貴様という男はやはり得体が知れん。なぜ、そんな契約を?」

 「私だけではない。五芒星(ペンタグラム)だったものは皆そういう契約になっている。」

 「ほう、初めて知ったな。」

 「まぁ、3割もあれば十分だがね。ハハハ!」

 「まぁ、いい。その自信ごと潰してくれるわ!」

 「お!」


 A2はこの瞬間、何かを感じ取った。


 「なんだ?」

 「ハハハハ!そうか、そうだったか!」

 「何をヘラヘラと!」

 「すまないがバトンタッチだ。私ほどでは無いが、きっと楽しめる4人を派遣するよ。では、楽しんで。」


 そう言って、A2は姿を消すと、そこに現れたのはエクサー、クー、ドラギナ、フォルテの4人だった。


 「「「「!?」」」」


 ここにいた誰も何が起こったのかわかっていなかった。


 ーーーーー


 地獄・マザーシップ(???)


 「やぁやぁ、久しぶりだね。ナールガ。『サタンの右腕』は大切にしているかね?」

 「やっと来たか。A2。」

 「久しぶりの再会ではないか、もっと感動してほしいところだね。」

 「どうやって位置を交換した?お前ならできないことはないと思っていたが。」

 「特別枠で招待されているのでね。それがわかるように2人に私の魔力を少し振りかけて置いたんだ。それがなかったら交換はできなかったろうね。」

 「そうか。」


 ナールガは、静かに緩やかに自然に構えを取った。


 「いきなりやる気ではないか!」

 「お前をぶっ殺したいんでな。」

 「物騒極まれり!だが、そういうのも些か嫌いではない!!」


 A2も構えをとった。


 「ほどほどにで戦おう。お互いミカエルに怒られてしまうからね。」

 

 ーー終ーー



 近くで隠れていたはずのバーナボーはどこへ?と言った感じですが、バーナボーは家族大好きなので颯爽とキャベラを連れて出て行きました。職務放棄ってやつですかね?

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