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DeViL 悪魔生転物語  作者: オクラ
 5章 『マザーシップ』
105/208

 101 信会代表


 地獄・マザーシップ(独立集会所)


 「元気そうですね〜。大罪信者代表さん方?」

 「あなたこそ相変わらず、元気そうですねサタン信教の方?」


 独立集会所に集まった7人。仲はとても良好とは言えるものではなかった。


 ーーーーー


 『大罪信教会』

 6体の大罪と呼ばれた悪魔達各々を信仰する信会『レヴィアタン信会』『アスモデウス信会』『ベルゼブブ信会』『マモン信会』『ベルフェゴール信会』『ベリアル信会』の6つの信会の総称。


 『レヴィアタン信会』  代表・レガル

 『アスモデウス信会』  代表・オーサイム

 『ベルゼブブ信会』   代表・ジャング

 『マモン信会』     代表・ハクセン

 『ベルフェゴール信会』 代表・メラナ

 『ベリアル信会』    代表・ファイノス


 これらの悪魔が教会の代表者だった。


 『サタン信教会』

 サタンを信仰する悪魔達の所属する団体。


 『サタン信教会』    代表・フラグセント


 ーーーーー


 「まぁまぁ、とりあえず座りましょう。」


 立ちながら睨み合う全員の様子を見てハクセンは椅子に座ることを提案した。7人は座った。


 「マザーシップという絶好の機会に議論の場を設けて、どういうことだ?フラグセントさんよ。」

 「タハハハ。意味?意味ねぇ。」

 「じゃあ、とっとと中身を話さんかボケ!オラァお前と同じ空気を1秒も吸いたくないんだ!!」

 

 レガルはブチギレていた。


 「相変わらず、叫ぶことしか脳がないようで。野生としては100点ですが、理性を得た身としては0点も恥ずかしい行為ですね。」


 フラグセントは煽り返し、レガルはさらに怒りを膨れ上がらせた。


 「やめんか!!!」


 そこにオーサイムが喝をいれ、2人の言い合いを止めた。


 「なぜここに呼んだのだ?フラグセント。」

 「なぜねぇ。ここで一戦交えると言ったらどうする。」

 「「「「「「!?」」」」」」

 「本気で言っているのか?」

 「タハハ!!試してみるか?俺たち以外の侵入を防ぎ超強力な結界で守られているここなら、それも問題ない。」


 フラグセントから湧き立つ魔力。少しの冗談はあれどある程度は本気で言っていた。


 「おいおいおいおい!!!!ちょっと待て!!!!!」


 もう少しで衝突する寸前だった7人をとある声が止めた。


 少し小太りの男。ボーパロットだった。


 「何やっちゃってんのあんた達。」

 「止めるか?ボーパロット。」

 「当たり前でしょうが!!俺の船なんだから!あんた達みたいなのがぶつかるようにマザーシップは設計してないんだよ!!!」

 「偉そうに。」

 「確かに俺が招待した。だが、招待者なら招待者なりの配慮と礼儀が必要でしょうが!!頼むぜ頼むぜ!!!俺にはあんた達を止める術なんてないが、分別のあるあんた達ならできるだろ?そんぐらいよぉ!!」


 多額の金をかけて作ったマザーシップを思えばボーパロットの怒りは当然だった。


 「その通りだと思うよ。みっともない姿を主に見せられるかい?」


 そしてさらに参戦するA2。A2が来た理由は単に代表達を見れるからという単調な理由だった。


 「A2。何しに来た?」

 「別に〜。皆様に会いに来ただけですけど〜〜。」

 「ふんっ。相変わらず掴めんやつだ。」


 では帰るとしようか。


 オーサイムは後ろに大きなワープゲートを作り出すと大罪信教会の代表達は姿を消した。


 「私はもう少し楽しもうかねぇ。」


 フラグセントはもう少しマザーシップを堪能する気だった。


 「『サタンの頭部』ねぇ。楽しみにしているよ。」


 フラグセントは去り際にボーパロットの肩をポンポンと叩いて姿を消した。


 「チッ!やっぱりバレてたか。」

 「まぁ、無理もないさ。」

 「A2。あんたもか。」

 「無論。」

 「はぁ。サプライズのはずだったが。まぁいい。」


 ボーパロットは帰って行った。


 「ついて行かなくていいのかい?」

 「…気づいてたか。」

 「まぁね。」


 A2がは仕掛けた相手はバーナボーだった。バーナボーは護衛として『ステルス』を使ってボーパロットを見守っていたのだった。


 「完全に隠れられていると思ったんだが。」

 「普通なら見破れないだろうね。」

 「…よくわかるもんだ。」

 「ハハハ!いくら姿も気配も0に近いとは言え、自然を犯していることには変わりない。違和感は拭えないさ。」

 「そうか…」

 「じゃあな。」


 バーナボーは再度姿を消していなくなった。


 ーー終ーー



 あれ?ボーパロットさんとA2さん独立会議場の結界をどうやって破ったんですか〜?って声が聞こえてきますね。ボーパロットは普通にマザーシップを作った身として入ってこれました。A2は魔力で無理矢理です。魔力は一丁前に莫大ですから、A2さん。


 『大罪』豆知識!

 それぞれの大罪には象徴生物がいます。

 レヴィアタン  ヘビ

 アスモデウス  サソリ

 ベルゼブブ   ハエ

 マモン     キツネ

 ベルフェゴール クマ

 ベリアル    オオカミ   って感じです。


 なので大罪信教会のどれかに属している悪魔は象徴生物のアクセサリーをつけています。


 レヴィアタン信会  ヘビのピアス 

 アスモデウス信会  サソリのネックレス

 ベルゼブブ信会   ハエのブローチ

 マモン信会     オオカミのスカーフ

 ベルフェゴール信会 クマのブレスレット

 ベリアル信会    オオカミのアンクレット   って感じです。


 書いたかどうかは忘れてしまいましたが、一応設定上ではセルベロの父であるテンペルトはアスモデウス信会に入ってます。

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