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第9話 全面戦争開始

第9話→第47話 全面戦争開始


俺たちは教祖の言われた場所に来た。

怪しいからダメだ。という意見もあったが教祖にこちらの情報がバレていて相手の情報が何も出てきていない現状を見ると、俺達にはこの選択しか無かった。

だが何も考え無しにここに来た訳では無い。

ちゃんと交渉の材料は持ってきた。

俺の持ってる"あの情報"で何とかなれば良いのだが...


すると、また指川の電話がなった。

もちろん相手は教祖である。


「いつまで外で待っとんのや。はよ入って来んかい」


教祖に指示された場所はどこにでもありそうな高層ビルの8階。そこが事務所になっているらしい。

俺たちはそのビルに入り、エレベーターに乗り込む。

8階を選択し、動き出すとその振動で心が震えるのが分かった。

これは本当に振動のせいかそれとも...


『到着しました。8階です』


ドアが開くとすぐ目の前には2人の男女が俺たちを待って立っていた。

その2人とはあの時、教祖と共に居た瀧怒羅伍と清水優樹菜だった。


「こっちだ。着いてこい」


2人に連れられるように俺たちは1つの部屋に入った。

中は外見からは想像できないほど広々としていて他の部屋に通じているであろう扉が幾つかある。

そして、その正面には1人の青年と1人の老人。


「やぁいらっしゃい。待っとったよ」

「......教祖...!!」


怒りをグッと心に押し込み俺は質問した。


「何で俺たちを招待したんだ?」


「そんなん決まっとるやろ。...お前らを潰すためや」


「なんで俺たち何ですか...」

「何でって...笑わすなよ!




お前らが先に仕掛けてきたんやろが」


ん?どういう事だ?

俺たちが何かやった?

いやいやお前らだろ先に攻撃してきたのは。

俺がこの状況が掴めないでいると、教祖は切り出した。


「そんなんはえぇ。終わった事や。もうどうにもならん。だからなそんなん忘れてわしらと対決しようや」


教祖は両手を広げてニカッと笑った。


「全面戦争や。正、あとは頼むわ」


教祖の息子、正は1歩前に出て俺たちに説明を始めた。


「僕らの因縁をこれで終わりにしましょう。4番勝負です。僕ら真実教がそれぞれ考えたゲームで1対1の対戦を4回して貰います。それの勝利数が多い方が勝利です。同点だった場合教祖チームの勝ちになります」


突然提案されたゲームを俺は冷静に分析した。


「勝者の報酬は?」

「はい。勝者には前回同様、メンバーの嘘を1つ相手に教えます。もちろん画面を見せてやります」

「ちょっと待ってよ」


そこに一石を投じたのは指川だった。


「なんでそっちチームが有利な内容なのよ!おかしくない!?」


確かにそうだ。

ルールは教祖側が決めれるし同点も教祖側の勝利になる。

嘘でも平等とは言えなかった。


「黙れ小娘。なんやったらこんなゲームせずに今すぐお前らを1人密告してもええんやぞ」


...それがあったか...

もう従うしか無さそうだな......これ以上渋るのは逆に危険になるかもしれない。


「伸一さんこれでいいですか?」


まだまだルールとかそもそものやる理由とか不透明な部分が多いけどやるしかないだろう。


ふぅ...

俺は覚悟を決めた。

大丈夫だ。最悪負けても"あれ"があれば何とかなるだろう。

よし。行くぞ。

教祖が言ったように全面戦争の始まりだ。


「はい。お願いします」


俺はズボンの右ポケットを強く握りしめた。

--続く

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