第8話 情報収集
第8話→第46話 情報収集
数時間後、荒木かは何か掴んだことがあると聞き、新ゆびーずはまた伸一宅へ集合していた。
「荒木くんどうしたの?」
皆が荒木に視線を集める中、荒木はどこかソワソワした様子で口を開いた。
「掴みましたよ...真実教の拠点...!」
「ほんとに!?」
真実教は会員数日本一の宗教なだけあって日本全国に支部が沢山ある。
つまり本部がどこかにあるという訳だ。
だがしかしその情報は多くは出回っていなく素人の伸一にはその場所が全く捉えることが出来なかったのだ。
「はい...でも教祖達の嘘に纏わる話が多すぎて分からなくて...」
「それだったら...」
指川が手を挙げた。
「私は芸能関係者に色々聞いて回ったんですけど、そこで1人詳しい人がいて...その人に取り合って次の週で見学に行けることになりました!」
「見学!?」
「はい!どんな事をしてるのかとか信仰に対するメリットとか色々教えてあげるよ...って言われました!!」
それはデカいぞ!
人の嘘を探すことにおいて潜入よりも効果的なことは無いだろう。
しかも真実教のような大きい団体な場合1人2人信者が増えたところで気付きはしないだろう。
だが...
「それって間に合うんですか?」
今まで黙っていた神田が口を出した。
「今っていつ密告されても分からない状況ですよね?来週まで待っとくのは...」
神田が言っていることは十分わかる。
俺だっていつ死ぬことになるのか、不安でいっぱいだ。
だから...出来るだけ早く...早く...
一同がまた無言の空気に包まれた時だった。
ピリリリリ
1本の電話が指川の元へと届いた。
それに少し驚きながらも指川は携帯を取りだした。
画面を見ると、それは非通知からの電話だった。
「良いよ出てきて。待っとくから」
「分かりました...」
そう言われ指川は電話に出つつ部屋を立ち去った。
と思ったがすぐ走ってまた戻ってきた。
その様子から焦りが見て取れる。
「ん?どうした?」
息を切らしながら指川は携帯を見せてきた。
「はぁはぁ...教祖からの電話です...」
!?!?
「やぁ久しぶりやな。教祖や。元気しとったか?」
なんで教祖から電話が来たんだ!?
しかもなんでゆびーの番号知って...
「なんで電話かかってきた?って思っとるやろ」
「...!!...なんで......」
「まぁ単刀直入に言うわ。お前らわしらのこと探っとるやろ?」
また伸一宅が緊張に包まれた。
「そんな事わしにとったらすぐわかるからね〜」
やっぱりあいつはヤバい...!!
たとえ敵が探ってきてるの分かっててこっちから電話するか普通。
あいつの考えが俺にはさっぱり分からなかった。
「...ってこんな話しに来たんちゃうかったわ。お前らに朗報〜」
教祖の声色が変わった。
「招待状や。わしらの拠点に招待したる。来いや」
何だ...何なんだ!?こんな事する必要ないだろ。
何か裏がある...のか?
でもこれは...
俺は何かに気がついた。
もしかして...これは...
...これは...チャンス...か?
--続く




