第6話 油断は突然に
第6話→第33話 油断は突然に
「で、君の嘘はなんや?」
うっ...!
やっぱりこのじじい油断ならない...!!
「あ、いや、言わないっすね...ていうか何ですか...」
教祖は手をパンと叩いてまたニカッと笑った。
「冗談や冗談!ん!そっちの君は名前はなんちゅうの?」
今度は荒木に話の先が向いた。
とりあえず話がそれ、伸一はほっとした。
一方、荒木はずっと右下を見て答えようとしない。
いわゆる無視を突き通した。
「まぁええわ。仲良うしようや」
「そうだよ!荒木くんと伸一さん!そんなピリピリしてたらいつか壊れちゃうよ!!」
指川に言われたら何も言い返せない2人。話を見守る事しか出来なかった。
「いや〜ゆびーええ子や〜!わしの息子の嫁にしてやりたいわ。彼氏とかおんの?」
「いやいや居ないですよ!私こう見えて実はアイドルやってるんで!」
「は〜どうりで可愛いと思たわ。わしはもう歳やからそういうの疎いでな。ごめんな」
そして、また会話の先が変わり、今度は謝恩に向いた。
「君は〜...さっきまでおったもう1人の女の子の子供か?」
「違うよ!僕純中国人!ママもパパも中国人だよ!!」
教祖の顔が少し曇った。
だが、それが何を意味するのかは伸一には分からなかった。
「そうかそうか。君もえらい可愛ええな」
ピンポンパンポン
『会話終了です。次の会話にも参加する伸一チームは残り、教祖様チームは退場して下さい。』
教祖チームとの時間が楽しいお話で終わった事で、俺は1つの疑問が再浮上した。
"教祖チームとの会話ターンは必要か?"
伸一チームと教祖チームには必ず嘘を1回つくという縛りはない。
さらに相手のチームを密告したとしても報酬は貰えない。
ん〜...て、おっと!もう次の相手である本田が入ってきた。
この続きはまたゆっくり考えるか!
~2ターン目開始~
--続く




