第9話 2ndライブ
第9話→第18話 2ndライブ
ゆびーずとしての1日目、情報収集のために伸一が、指川が仕事中なので謝恩と神田が、3人でまたライブを見にライブハウス前へと訪れていた。
「ひさしぶりーぃ」
「荒木くんは来なくて良かったのかな?」
「家で裏ウェブ?みたいなやつで情報収集するみたい。また解決したらみんなで来よ!」
3人はライブハウスの中へ入りまたライブ開始を待った。
その間、伸一は捜索のため、出発前荒木とまとめた情報を確認した。
分かっていることは大きく2つ。
宮里の顔やプロフィールとUSO48の大ファンだということだ。
ちなみに顔やプロフィールは、ウソミギシ用の携帯に備わっているアプリ、"密告箱"からわかった事だ。
宮里の顔は、眼鏡を掛けていて面長、髪はきっちり整えられている。
「こいつがねぇ〜」
「!?」
ハウス内が暗転した。
舞台袖から何かの曲のイントロが流れてくる。
ライブが始まったようだ。
「♪」
続々と少女達がステージに登場して来た。
その中には指川の姿もある。
伸一はふと横を見ると、謝恩と神田が一生懸命ペンライトを振っているのが見えた。
~~~~
「ありがとうございました!またよろしくね〜!!」
少女達は舞台袖に戻り、ハウス内の電気が戻った。
「ちょーおもしろかった!」
「そうだねー!イブニング少女とは違った感じで楽しかった!!」
2人とも興奮して顔が赤く火照っている。
ビビビッ
その時、伸一の携帯が鳴った。
密告の通知とは違う音だ。
伸一が携帯を取り出すと、それが電話であることが判明した。
荒木からのである。
「もしもし?どうした?」
「伸一さん!分かりましたよ...」
その荒木の声色は神田達以上に興奮しているのが分かった。
「こいつ...宮里は...詐欺グループの幹部です...!」
-同刻、控え室
「今日もみんなおつかれ〜」
「疲れた〜」
ライブを終えた48メンバー達が控え室に続々と帰って来た。
指川はその最後尾で1人、無言で控え室に入る。
その時だった。
「ねぇ」
指川が振り返ると、同じ48メンバーの山中沙耶が指川の携帯を持って立っていた。
指川が「ん?」とした顔をすると、山中は携帯を差し出した。
「ゆびー電話鳴ってるよ」
画面には、宮里からの着信という文字と共に、
『今夜西倉庫に20時、1人で来てね♡来ないと分かってるよね♡』
というメッセージが見えた。
--続く




