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嘘→死~ウソミギシ~  作者: 天かす入りおうどん
第2章 狙う者狙われる者
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第8話 一致団結

第8話→第17話 一致団結


翌朝、雀が鳴き静かな住宅街にスパイスが入る。

その鳴き声を聞いたかのように住人達が目を覚ます。


伸一も目を覚ました。

体を起こし、まだ開かぬ目を擦り周りを見渡す。


すると、1人だけが起きていることが分かった。

指川である。

芸能人だから朝慣れてるのか〜。なんて思いながら伸一も朝の支度を始める。

仕事の準備では無い。

伸一は会社員であるが、このゲームが開始されていこうずっと休職をしているのだ。

なので準備とは朝ごはんである。


ご飯は神田と2人でできる人がやるといった制度になっている。

今日は神田が寝ているから伸一がやる...といった感じだ。

そして、朝ごはんのベーコンエッグを焼き始めた。

ほんのりといい香りが漂い始める。


その途中、キッチンからリビングを覗くと先程あった寝姿はなかった。

その音に気づいたかもう既に全員目を覚ましてそれぞれの活動を始めていた。

そうこうしていると指川が支度を終えて全員の方を向いた。


「じゃあ私先失礼しますね」


一足先に指川は今日もあるライブに向かって家を出た。

それに続いて荒木も家を出ようとした時、神田がそれを止めた。


「あのー皆さん!話があります!」


そう言って神田は昨日の夜、指川が話してくれた内容を全て寸分違わず全員に話した。


「......という訳なんです...」


3人の顔色が変わる。


「ヤバいやつじゃん!」

「そんなやつファンとも言えないよ」

「......許せないな」


その言葉を聞き、神田はもう一度問いかけた。


「じゃあ皆さんどうしたいですか?」

「......」


その時、伸一と荒木の声が揃った。


「密告したい!」


神田はにっこりと笑って珍しく声を張り上げた。


「私も同じ気持ちです!やりましょう!」


仲間が増え、4人の意思が初めて揃った瞬間だった。


「じゃあこういうのはどうですか?」


荒木が手を挙げ発言した。


「対策チームを2つに分けて作るっていうのは!」

「さんせー」


まだ謝恩は目を擦り眠そうだ。


「2つ...っていうのは?」

「僕と伸一さんが"宮里捜索チーム"...神田さんと謝恩くんが"ゆびーのメンタルケア&ゆびーから情報聞き出しチーム"?ってのはどうですか!」


「めっちゃいいと思う!」

「ゆびー?」

「あ...指川ちゃんのあだ名です...」


荒木の頬が赤らんだ。

それを弄るかのように謝恩が立ち上がった。


「じゃあチーム名"ゆびーず"だ!」


謝恩が人差し指を上の方に向ける。

他の3人はそれを見上げた。

それぞれの思いを込めて。


そして、今日、ここにゆびーずが誕生した。


--続く

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