表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘→死~ウソミギシ~  作者: 天かす入りおうどん
第2章 狙う者狙われる者
15/48

第6話 今夜は宴

第6話→第15話 今夜は宴


「あ...荒木くん!初めまして!俺...猿見伸一っていいます!」


伸一は確認の意図を込めて指川の方を見た。

指川はにっこりとこちらを見ている。


「荒木くんは俺たちの仲間になるって事で...いい?」


荒木は伸一の顔を目を細めてじっと見た。


「......いや...なりませんけど」

「え?でも...さっき」


指川は荒木の前に立ち、目で訴えた。


「ならないの?」

「なります」


その反応に伸一はどこか仲間意識を感じた。


「じゃあ一旦家に戻って自己紹介してもらいますか!」


-伸一宅


「ふわぁ......なんか今日めちゃめちゃ疲れた気がするよ〜」


謝恩は、帰ってきた途端リビングの床に寝転んだ。

大の字になり顔を床に沈ませている。

それを囲むように他の4人も座り込んだ。


「じゃあ改めて...荒木くん」

「はい...自分荒木小太郎っていいます...21です...お願いします...」


俯きながら答える荒木に小さい拍手が起こった。

謝恩も起き上がって大きく手を叩いている。


「お兄ちゃんはすっごいUSO48のファンなんだね!!」


すると、今まで少し俯きがちだった荒木が顔を上げ声を張った。


「あのー皆さん...指川ちゃんも含め勘違いしてるかもしれないんですけど!僕ーUSO48も好きだけど...イブニング少女のファンなんですよー!」


荒木の顕にした少しの怒りに指川も驚いた表情だ。


「あ...そうなんだ、...ごめんなさい」


凍った空気をなんとか戻そうと伸一は手を大きく叩いた。


「さ!仲間も増えた事だし!親睦会しますか!」


神田や謝恩もやや引きつった顔で同調する。


「ヤッターぱーてぃー!!」


-20分後


「いえーい!荒木くん飲んでるー??」

「飲んでるぜいえーい!!」


伸一と荒木はお酒が入り先程のよそよそしさは見る影もなかった。

肩をお互いに組み、横に揺れながら騒いでいる。

一方お酒に弱い神田と未成年の指川、謝恩は仲良く3人でオレンジジュースを持ち、話を弾ませている。


「アイドルも大変なんだね〜」

「私も憧れてた時期あったんだよ!もう好きすぎて犯罪しちゃいそうだったよ!しなかったけどね笑」

「......そうなんですね...」


神田はどこか、指川が心から笑っていない気がした。


-夜更け

深夜、伸一と荒木は共に潰れ幸せそうな顔をしてソファに沈んでいた。

机にはお酒やオレンジジュースが散乱している。

謝恩も同様に布団に入り夢の中である。

そんな中、指川はスマホを握りしめうずくまっていた。


「......もう...無理...」


そんな指川の横から顔がにゅっと飛び出してきた。


「!?!?」


指川が顔を上げ確認すると、それはトイレから帰ってきた神田であった。


「...指川ちゃんどうしたの?」

「神田さん...なんでもないですよ!」


その顔は明らかになんでもない顔はしていなかった。


「いいよ!なんでも言って?私を信用して!」

「......」

「...実は...あいつに...あのオタクに...ずっと脅されてるんです......!!」


--続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ