第3話 かわいいは正義
第3話→第12話 かわいいは正義
「仲間にしたい人って...?」
思わず伸一は質問した。
「その人の名前は荒木小太郎。彼も参加者で所謂アイドルオタクです」
「その人をなんで仲間に?」
「彼は女性アイドル界隈で有名な情報通なんです。たまにマナーを守らないオタクを特定して晒したりしてて...。彼がいたらこのゲームを有利に進められると思うんです!」
すると突然神田が伸一の腕を掴んで言った。
「あんまり沢山の人を仲間にするのは良くないんじゃ...」
その顔は心配を超えた何かがあるように思えた。
伸一は再び指川の方を見た。
彼女は純粋無垢な目で伸一の方をじっと見ている。
次に神田の方を見た。
彼女も真剣な表情を見せている。
伸一は悩んだ末、
荒木を仲間に入れることに決めた。
「ごめん神田さん!でもこのゲームを生き残ることにおいて荒木は有利になるかもしれない...!仲間はこれ以上は増やさないんで!」
先程の指川と違って荒木は本当にゲームを有利に進めれるかもしれない。確かに仲間を増やしすぎるのは危険があるだろう。だがそれよりもこのメリットは大きい。
と考えたのだ。
まぁ指川に釣られたのも多少はあるのだが......
「...そこまで言うなら...」
神田もようやく納得を示した。
だが、不安の表情は消えることはなかった。
その時、指川が手を挙げた。
「はい...ここまで言って悪いんですけど...彼の居場所は分かってなくて...」
「じゃあどうしたらいい?」
「今からオタク界隈に詳しいメンバーに聞きますね」
そう言って指川は1度そこを離れた。
途端...
ピンポンパンポン
あの通知音が鳴った。
3人はもう慣れた様子だ。
慣れた様子でそれを確認する。
松田太一
が密告されました。
嘘→横領
密告者 教祖
残り96人
「変な名前〜」
「さっすがに本名じゃないだろ〜」
すると神田があることに気がついた。
「前回伸一さんが本名で密告したことで指川さんが来たんですよね。逆に名前を変えたらそういう心配は無さそうですね...!」
「どっちでも一長一短で完全にどっちが良いとかは無さそうですよね」
そんな話をしていると指川が帰ってきた。
「分かりました!荒木がよく来るライブハウス!」
「じゃあそこ行こうか!」
4人は話を終え、koliを後にした。
謝恩はまだここに居たそうだったが伸一はもちろん無視をした。
--続く




