2話目
公園につくと以前とは大きく変わってこぎれいに道が補正されていた。
以前はひび割れたアスファルトの道だったのに
新しくなったばかりだからだろう
あたりには家族連れや学生、多種多様な人が思い思いに過ごしていた。
空は熱心に植物を見ながら心の声を漏らす。
「なんとなくわかってけど、どれがどれだかよくわからないね」
勢い任せに出てきてしまったので参考の資料もない。
「しょうがない情報を持っているものをしらみつぶしにあたって
適当にまとめよう!」
「そうだね。ここもそのために改装がされてたみたいだし」
情報それはユニーク情報と呼ばれ最近の技術でどんな原理で動いているかはわからないけれど
目の前にディスプレイが出てきて、その物の名前や製作者といった情報がわかるものだ。
しばらく私たちはあたりを散策しながら適当に写真を撮ったり情報を読んでいた。
そんな時、ひときは大きな木が目の前に現れた。
「すごいね...」香月は見とれていた。
私も目が離せなかった。周りの木々とは明らかに違う種類だったから。
情報を見ようとディスプレイを呼び出したが反応がなかった。
香月も試したが反応がない。
「その木には何も埋め込んでないよ」突然、後ろから柔らかく諭された。
後ろには老齢のおじいさんが腰をいたわりながら立っていた。
「お前さんたちそんな古びた木を見てどうしたんだ?」
私たちは学校で出された課題の説明をした。
「それならここから少し行ったところにある資料館に行ってみるといい
そこにはネットには載せていない昔話なんかも残している。」
老齢のおじいさんは公園の管理人の一人だった。
課題の助けになるだろうと心優しく教えてくれたのだ。
まだ帰るまで時間があったので私たちは言われた通り資料館を目指した。
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