曇天の日
システィー朝だから。
私は眠気まなこに起きた。
今日は冒険者アカデミーと言う試験に臨む日だ。
「ご飯食べて、顔洗って化粧してきなさい。」
私の母が言う、メンドクサイが言われなくてもやるつもりだ。
この世界は凄い充実してる。
異世界の勇者が沢山いるおかげで商業、薬、討伐など安泰。
だけど元々この地に生まれ育った私は何もスキルがない。
魔術、剣術、弓術どれをとっても公にできないできない成績で学校を卒業できた身だ。
だから、ギルドという場所に入って簡単な仕事を受けて日々お母さんと過ごせればと思い「私、試験うける!あはは」って家族の食事の席で酒の酔いに任せていったのが発端だ。
「やっちまった!」
そう思う瞬間であった。
「シス、お母さんとの約束。」
「うん。」
「やっと、山が動くのね5年ぶりに。」
「や、うん。働くけど世間体的に。朝から皮肉ぶっこんで来ないで」
あっ、お母さんは頭いいんだよー。宮廷魔導士19番の6人目に選ばれててね。
因みにお父さんは騎士団に入ってるから一応普通上の家庭なのかな?
たまにしか帰ってこないけど。
「シス、魔術なら聞いてね。」
「うん。」
「剣術に進むの?」
「うん。」
ぶっちゃけ私、どうでもいいんだ。
魔術だろうと剣術だろうと弓術だろうと。
働くっと言う環境がヤダ。
だってね、聞いてよ。
剣術に進むと門番やるんだよ。
2時間交代で起きるのよ。
先ず、無理。
じゃあじゃあ魔術に進むとすると夜通し結界を張るのに3時間よ。
先ず、無理。
「お母さん心配だわ。」
だろうね!っと私は思ったよ。
だって矛先決まってないんだもの。
「まぁ、やるだけやってみる!」
凄い私、どうでもいいのに締結印押しちゃった感じ。
顔を洗い、軽く化粧し。
剣と杖を携え私は母に言う。
「いってくる!」
背中に見た母の顔は凄い不安そうだった。
そんな一日目だった。
あっ!弓矢忘れちゃった。
初めましてこん○○ちゅうだい。です。
のんだ勢いに任せて登録してちょっと書いてしまいました恥ずかしい。
物語的には日記調に書いていければと思います。
読んでいただければ幸いです、お目汚しもあると思いますが(笑)
応援いただければ幸いです。