謎の生物
・ここからはガイルの視点で話を進めます。
俺たちは3人班を3組み作り、別々に調査を開始した。
俺のチームは他に背の低い黒髪の男 ピーター
背の高いブロンドの女 ミラ
ピーターは頭は良いが少し臆病なヤツだ。
比べてミラは男まさりな性格。
今は戦艦を出て調査のために3組とも別方向へ散っている。
ミラ『なんか思ってたよりも薄暗いトコだねー。』
ガイル『な、気味が悪いぜ。』
異世界に来てみたはいいが、何も無い。
一面砂漠だ。
ミラ『こりゃ、調べようにも無理だわ……』
ミラが言葉を言いおわる瞬間……
ピーター『あああああっ!!!』
後ろを歩いていたピーターが悲鳴を上げ、
振り向くと、
ガイル『っ……』
ミラ『なんだよ……これ』
そこには2本の角、コウモリの羽を生やした、
まるで空想上の生物 悪魔のような生物と、
上半身がなくなった…… いや、おそらくその生物に上半身を喰われたであろうピーターの姿が。
ミラ『っく……』
身の危険を感じ、その生物から少し距離をとるミラ。
ダメだ、逃げられない。おれはそう悟った。
ガイル『ミラ!ここは俺がやる。その間にSOS信号弾を頼む。船に残っているリーダーかイベルが来てくれるハズだ!』
ミラ『了解!死ぬなよ! 』
ガイル『わーってるよッ!!』