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グラキエス・オーダー  作者: しろ
13/20

炎VS氷

イベル『今から30秒後、10秒の隙を作ります。その間に行ってください!』


自身の作戦をアドラメレクを含むこの場全員に聞こえるように、ジンに言う。


アドラメレク『10秒……だと………?我から10秒も隙をつくれん。いや、つくらん!』


今までの攻撃をことごとく妨害されてきたアドラメレク。アドラメレクにとって、少なくともこの場では、イベルは互角の相手と言っていいだろう。

だが、その逆でイベルは互角の相手から隙を10秒間もつくり出せるわけがない。

アドラメレクが隙をつくらないと断言した理由がコレだった。


イベル『……そろそろ30秒。いくぞ!』


アドラメレク『クリムゾン・シャイン・バースト!』


先に仕掛けたのはアドラメレクだった。

右手をミズールに向け、手のひらから赤く輝く炎のエネルギー波を放出する。


アドラメレク『……ッ! 』


アドラメレクは攻撃してから気がついた。

先ほどはなぜイベルは自分にも聞こえるように作戦を言ったのか。

だが、もうすでに遅かった……。

攻撃を相手に先に出させる……相手にコレをさせてメリットになる戦術は1つだ。

そう、カウンターである。


イベル『それを待ってました!』


アドラメレクが放ったエネルギー波は真っ直ぐミズールへと向かっていくが、その間にイベルが入り込む。

間違いない、カウンターだ!と、ここにいる誰もがそう思っていた。


イベル『氷刃ひょうじん牙竜衝がりゅうしょう!!! 』


イベルはカウンターなどしなかった。

アドラメレクの攻撃があたる直前にイベルが繰り出したのは、カウンターではなく、攻撃魔法。

両手から2頭の巨大な氷の竜をアドラメレクめがけて放った。


アドラメレク『………ッッッ!!』


当然アドラメレクは攻撃を放った後なので防御できる筈がなく、

イベルも、攻撃を回避せず攻撃したため防御などしなかった。

炎のビームがイベルを襲い、

氷の竜がアドラメレクを襲った。

2つの技は互いに直撃した。



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