第四話 嫉妬
「美華、何嗅いでんの?」
「い、いや、何でもないよ。」
(あっぶねぇ、バレるところだった)
(いやもうバレてんのよ)
そう私が心の中でツッコんでいると、私たちのところに友萌がやって来た。
「ねえあんた、なんで頭いいのに先生に教えてもらってたの?」
「え、えっと、先生の話聞いてなかったから分かんなかったの。」
と私が言うと、
「あ、そうなのね。良かった。」
と友萌は去って行った。
「さっきの何だったんだろ。別にそんなこと聞く必要なくね?もしかして、友萌、美華に嫉妬してんのかな?」と咲希が言う。
「そんなことないと思うよ。」
「そっか。まあ、別に美華は伊藤先生のこと好きじゃないもんね!」
「ウウッッ」
(そうだった、私、まだ咲希に伊藤先生が好きなこと言ってないんだった)
「え、何?もしかして、美華って伊藤先生のこと好きなの?」
「う、うん...。」
「え!まじか!私は応援してるよ!」
「ありがとう...。」
そんなことを話していると、チャイムが鳴って次の社会の授業が始まった。
「ガチャリ」
教室に入ってきたのは、担任でもあり、社会を担当している堀川先生だ。
堀川先生は、栗まんじゅうのような髪型をしており(失礼)、見るたびにプッと笑ってしまう(大変失礼)。
(私、社会は苦手なんだよなあ...地理も歴史も公民も全部無理)
そう思いながらも、先生の話を聞いたり、教科書に出てくる人物を加工して可愛くしてあげたりして真面目に授業を聞いていた。
ふと時計を見ると、なんと後五分で授業が終わる時間。
(やった!後五分だ!しかも次は給食!)
授業が終わるのを、まだかまだかと待ちわびていると、ついにチャイムが鳴り社会が終わった。
「次は給食だね!今日の給食はカレーだよ!」
「やった〜!」
咲希と喜びながら手を洗い、給食を盛り付ける。
(カレー好きだから、ちょっと多めに入れよう)
「合掌!」
当番の号令と共に、みんなが手を合わせた。
「「いただきます」」
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