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44話 VSカグヤ その2

シュルルッ!!


突如タークの両サイドから鋭い竹が伸びてくる。


ターク「おぁっ!?」


スレッスレッに避けたタークだが休んでる暇はなかった…。


カグヤは攻撃を止めずに今度は竹が円を描くように曲がって追尾してくる。


ターク「んだよっ!こんなんも出来る自慢かよ!」


タークはとにかく走って竹から避けていく。


幸い追尾する竹は成長を続けて追っているので人間の足の速さに程ではなかった。


ターク「とうっ!」


草むらに飛び込むターク。


追尾している竹は見失う…


訳もなく容赦なく草むらに刺さる。


何か刺した竹、カグヤは遠くから高い視力でよーくそれを見る。


小さなハエだった…


草むらの中ギリギリ当たらなかったターク…。


ターク「…(そ…そんな繊細な狙い出来るのかよ…しかし…今のがわざとでないなら…動きに反応してる…って事か…?)」


タークは攻撃が来た時を思い出す。


ターク「…(俺が草むらに飛び込んで二秒…いや…三秒は経ってから突き刺しにきた…その時には俺は完全な静止状態…少なくともハエの方が動いていた…ということなら…やはり動きに反応する…!)」


タークは手元に偶然あった石を思いっきり草むらの外に投げる。


シュン!と…竹はその石を追いかける。


ターク「っ…よし!ふぅ…」


と息を吐いてるのもつかの間…背後に伸びてる竹がいた、タークを見るようにウネウネしていた。


ターク「どぅぉぉぉぉ!!」


タークは再び走って逃げる。


ターク「っ…(くそぉ…次はどうするっ…いや…

もし仮説が正しいなら可能なことっ…)」


タークは走りながら足元に小石が来るチャンスを待つ。


ターク「っ…(あった!)…うぉぉぉぉぉ!!!

とりゃぁぁぁ!」


タークは力強く小石を蹴り上げ。


ピタッ…とその場に瞬時に止まる。


竹は予想通り小石を追いかけていった。


ターク「っ…(っぶねぇ…仮説が違ったら死んでた所だ…)」


%!$@^#^#!!


カグヤは鳴いて、ドスドスと歩いてくる。


ターク「っ…やばいな…」


今度はあの長い巨体で走って追いかけてくる。


ターク「なんでもありじゃねぇか!」


タークはとにかく走る、これまでの人生の中で一番の走りを見せる。


林に入る。


ドスン!振動が鳴り鳥が林から出てくる。


タークも出てくる。


ターク「っ…おわっ…っ!?」


タークは長い竹馬状態になっていた


ターク「おっとと…っと?…(あいつが下から生やした竹が!これ奇跡だろ…!)」


竹馬状態のまま逃げているとどんどん被害が出てくる。


山にあった民家らしき家の家具までもが飛んでくる。


ターク「っ…(ぁー!すまねぇ!)」


一方。


@%#^#^!!


大きな鳴き声が森に響き渡る。


ヴァルド「っ…常に鳴ってやがる…何も聴こえねぇ…」


マール「っ…ヴァルドさん」


ヴァルド「えっ?」


マール「ヴァルドさん!」


ヴァルド「なんだ!」


マール「音のない方向を探した方が確率が高いです!陽動のない方!分かりますか!?」


ヴァルド「っ…」


ヴァルドは耳を澄ます。


ヴァルド「なんっとなくだ…こっちだ!」


マール「っ…」


ヴァルドは走りをマールは耳を塞ぎながらついていく。


一方ターク


ターク「はぁ…はぁっ!」


少しカグヤかは離れて森の奥を走っている。


ターク「っ…!」


宙を待ってた葉っぱが頬を切る、それくらい勢いよく走っていたのだ。


その時…ドカッ!!


壁にぶつかったかのようにタークは跳ね返り倒れる。


ターク「っ…」


キーンと言う音…嫌な音が脳内に響き渡るようだった…。


ターク「…(なんだってんだ…)」


タークはうっすらと目を開ける。


そこには確かに壁はない…。


その時…。


森の茂みから少し見える。


タークを探してるヴァルドだ、マールもいる。


ターク「おい!!ヴァルド!マール!ここだ!おい!!!」


叫ぶ、しかし聴こえてないかのように行ってしまう。


ターク「っ…どうなって…」


タークは思い返す、目の前にさっきぶつかった。


ターク「まさか…」


タークは立ち上がり前に手をつく。


見えない…しかし、壁があった。


ターク「…出来ないことあんのか…あのモンスター…」


そして追い討ちをかけるように。


タークを大きな影がつつむ…。


背後に何かいる。


冷や汗が止まらない。


タークはゆっくり振り返る…事もせず再び走る。


ザザザ!!


勢いよく走りを草むらがなぎ倒されて行く。


ターク「っ!」


ドサッ…ついに何かに躓いて転ける…その何かも理由がすぐに分かった、カグヤはちょっぴり竹を伸ばしていた。


ターク「っ…ぁー…やべ…まじで…やっぱり…これしか…」


タークは隠し持っていたオイルを取り出す。


カグヤはそんなタークを見下ろしながら鋭い竹を再び伸ばし刺しにかかる。


ターク「っ…!」


タークは目を瞑る。


その時!


カキン!!!


確実に何かが攻撃を弾く。


セリーヌ「っ…焦ったっ?」


セリーヌが槍の中央でカグヤの竹の攻撃を弾いていた。


ターク「セリーヌっ…」


ルニャA「俺もいるにゃ!」


ターク「うぉぉ…ルニャA…」


タークは泣けるほどの安心感を覚える…。


しかし疑問が沸く。


ターク「な─…」


セリーヌ「なんでか…ね…?話してる場合じゃないけど!」


カキン!


セリーヌは攻撃を弾きながら話す。


セリーヌ「特別に話してあげる…あいつのバリアは!」


カキン!


セリーヌ「外部からは入れるの!…ただ音は遮断されるだけ…!」


カキン!


ルニャA「そこで!オレの立派な鼻でボスの匂いを辿ったにゃ!!」


ターク「お…おぉ…お前ぇ!!」


ボサボサとルニャAの頭を撫でる。


セリーヌ「っ…あんたそれでも自爆しようとしてた男なの?」


カキン!


ターク「っ…へへ…」


セリーヌ「あと…なんかちょっとはアクション起こしなさい!」


カキン!セリーヌは攻撃を槍で弾き続ける。


セリーヌ「疲れるんだから…」


ターク「おうっ…」


タークはグリンスの話を思い出す。


ターク「…(確か…カグヤは足元を攻撃していたら何か光が溜まり…何かを一気に解放する……

ふっ…これも仮説で…失敗したら死ぬけど…

当初の予定だし良いか…!)」


タークは隠し持っていたホルスターから銃を取り出し一気にカグヤの足元に狙いを定める。


セリーヌ「っ…?(銃っ…?)」


ターク「持ちこたえとけよ!」


セリーヌ「っ…は…はいはい!」


セリーヌは変わらず攻撃を弾き続けている、カグヤは防がれた怒りでセリーヌしか見えていないようだった。


ターク「すぅー…(細い的だ…慎重に…今だ!)」


カグヤの細い竹の足に撃ち込む


バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!


7発中5発がカグヤの足元に当たる。


しかしそれで十分だった!


ターク「っ…よしっ!」


カグヤの足から頭まで黄色い光が伝わっていく。


カグヤ「@$#!」


セリーヌ「ねぇ!あれヤバくないの!」


ターク「ヤバくない!死ぬ可能性あるけどチャンス!!セリーヌ!お前の腕力なら俺の事投げ飛ばせるよな!?」


セリーヌ「は!?どういうこと?」


ルニャA「まさか!ボス!自分事にゃ!?」


カグヤ「$#!」


ターク「かもしれないだけだ!急げ!チャンス逃す!」


セリーヌ「っ…あんたイカれてる…」


ターク「良いねぇ、気分上がる…」


セリーヌの槍を取り上げ。


セリーヌ「っ…ちょっと…!」


バリ!!近くの壊された民家から飛んできたであろう茶色い木のドレッサーの鏡を割る。


ターク「返すよ…」


セリーヌに槍を渡し鏡を拾い上げる。


カグヤは爆発寸前。


ターク「よし!セリーヌ!今!」


セリーヌ「っ…も…もういっその事死ね!!」


カグヤ「$!」


セリーヌはタークの事を思いっきり投げる。


ターク「どぅぉぉぉ!!」


タークは投げられ空中での抵抗が減った瞬間、手に持った鏡をカグヤに向ける。


カグヤは黄色いまばゆい光を放つ。


鏡はそれらを全て吸収するように反射してカグヤに全てが当たる。


カグヤ「!%@%#^!?」


カグヤは再び死ぬほどうるさい鳴き声を放つ…。


ターク「っ…(着地の事考えてなかった…!)」


その時だった。


ルニャA「にゃぁぁぁぁぁぁ!!ぼすぅぅ!!!!にゃ!」


ルニャAがセリーヌに投げ飛ばされたのか飛んできていた。


口が風に抵抗できず開いていてベロが遊んでいた。


ターク「お前来ても意味ないじゃん!!」


ルニャA「ルニャシュートオーン!」


ルニャAの小さなバッグからパラシュートのようなもんが出てくる…


ターク「お…おぉ…」


タークとルニャAは空中にいたまま


^!%#%#^^!!!


カグヤの光輝いて爆発する姿を見届ける。


キィィィィィンン!


ターク「っ!…おぉ…」


空中で余韻に浸っていた、とにかく疲れがドッと襲ってきていた。


ターク「終わった…ふぅ…」


何故か降下速度が速い。


ターク「ルニャA…ルニャシュートってルニャ用?」


ルニャA「にゃ…」


ルニャAは頷く。


ターク「終わった…」


ドコーン!!


大きな落下音が聞こえる。


~グリンス~


グリンス「っ…!こっちだ!」


ゲマナ「うんっ!」


~ヴァルド~


ヴァルド「鳴き声が止んだぞ…」


マール「あっちから凄い物音も聞こえました…」


そしてシー・カイ達。


シー・カイ「あ!四つ葉のクローバー!」


狩人「「お見事!」」


続く

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