初めての会話
はじめまして。宮戸 伊助です!
初めて小説を書いていこうと思います。
とても未熟者なので感想を書いていただけるととてもありがたいです!
すこし暑さが増してきたある日、僕はいつものように教室の端っこの席で本を読んでいた。そこに少しずつ近づいてくる人影があった。
「ねえ、なにしてるの?」
君は、急に話しかけてきた。
「ほ、本読んでるだけだけどどうかしました?」
「ううん、なんでもない!」
この女子、名前なんだっけ。そう思っていると君は誰かに呼ばれた。
「なぎさ~早く行くよ~」
そうだ。なぎさ、七瀬 渚だ。同じクラスの人の名前すら覚えていない自分に嫌気がさす。しかし、なぜいつも一人でいる僕に話しかけに来たのだろう。そう思いながらまた本を開く。
あ、僕も移動教室だ。僕は本を閉じ、立ち上がる。
このときから僕の日常は変化していく。
次の日の朝、君はまた僕に話しかけてきた。
「おはよう!静谷君!」
七瀬さん、僕の名前知ってるんだ。
「お、おはよう、七瀬さん」
なんでこの人は僕なんかに話しかけにくるんだ?そう疑問に思っていると君は僕に言った。
「静谷君ってさ、いつも一人だよね?」
「う、うん」
君は痛いところをついてくる。
「ともだちは?」
「いないけど...」
「ふ~~~ん。じゃあさ、私が友達になってあげようではないか」
僕は聞き間違いとしか思えなかった。
しばらく呆然としていると君は笑顔で言った。
「友達って多いほど楽しいんだよっ!」
―その笑顔は僕には少し眩しすぎた―
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