episode.8 民泊
「じゃあいってくる。」
「「「「「いってらっしゃい」」」」」
俺は妹たちに見送られながら家を出た。
羽田空港に着くと、まだあまり人がいなかった。
「早すぎたな。」
羽田空港に8時集合なのだが、俺は1時間も前に来てしまった。
「「あ」」
俺がどうしようか考えていると前から七海が歩いてきた。
「おはよ。七海早いな。」
「飛雄だって一緒でしょ。」
「どうするか?飯でも食うか?」
「ううん。私はいいや。」
「そうか。」
一人で行くのもどうかと思ったので、俺も我慢することにした。
「来れたんだね。」
「まぁな」
七海の顔を見ると、心なしか嬉しそうな顔をしていた。まぁ気のせいだろう。
なんだかんだで七海と話をしているうちに1時間経った。
「よし。全員集合したな。出発するぞ。」
こうして俺たちは沖縄へと旅立った。
沖縄には2時間ちょっとで着いた。
飛行機から降りると、これからお世話になる人たちが歓迎してくれた。
俺、聡太、七海、天童さんは、民泊させていただく家主のところに向かった。
「今日と明日、短い間ですがお世話になります。」
「こちらこそよろしくね。」
家主さんは、笑顔でそう言ってくれた。
俺たち4人はそのまま車に乗り込み、家に向かった。
向かう途中は色々な世間話をして、あっという間に着いた。
「今日と明日、改めてお世話になります。」
「こちらこそ。自分の家だと思ってくつろいでくれていいから。」
家主さんの旦那さんと思われるにそう言われた。
「ありがとうございます。」
みんなでご飯を食べ、卓球大会をしたりして、時間はあっという間に過ぎて行った。
「明日も朝早いのよね?今日はもうゆっくりしなさい。」
家主さんにそう言われ、時刻を確認するともうすでに23時過ぎていた。
「おやすみ」
「「「「おやすみなさい」」」」
俺は目を閉じると、妹たちのことを考えた。
「あいつら大丈夫かな。」
そんなことを思いながら俺は眠りについた。
「はぁーはぁーん」
時刻は6時。俺はいつもと同じ時間に目を覚ました。
「おはよう。はやいのね。」
家主さんはもうすでに朝食の準備をしていた。
「あ、はい。いつもこの時間なので。何か手伝いますか?」
俺がそう言うと、
「もうすぐご飯できるからテーブルに運んでくれるかしら。」
「わかりました。」
ご飯の準備ができ、俺は聡太たちを起こした。
「「「「「「クワッチサビラ」」」」」」
これは沖縄で言ういただきますと言う意味ならしい。
「「「「「「クワッチサビタン」」」」」」
これはごちそうさまだ。
時間は本当にあっという間で、もうすぐここの人たちともお別れとなる。
「本当にありがとうございました。めちゃめちゃ楽しかったです。」
「こちらこそ。またいつでもいらっしゃい。」
そう言って、俺たちはバスに乗った。