表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/136

第6話 学校一の美少女と再会した

 予想通り、俺と斎藤はあれから関わることはなかった。


 もともと縁のない人物だったのだ。二日も連続で話したことの方が奇跡に近い。

 2度話したからと言って関係性など変わらない。他人のまま。

 ただ少しだけ変化があったとすれば、休み時間に廊下ですれ違ったときにペコリと会釈されるようになった程度だろうか。


 たまに他クラスの教室で座っている彼女を見かける。

 多くの女子に囲まれて人当たりよく接しているが、その中には男子はいない。

 話しかけたところで冷たくされることが広まっているからだろう。

 だが熱烈な視線や多少の下心を含んだ男の視線が彼女へと向いているのは、ちらりと見ただけでも分かった。

 

 あんなに見られたら落ち着いた心地などしないだろうに。

 優れた容姿は良いことなのだろうが、彼女の境遇を考えると大変そうだ、と人ごとながら心配してしまった。


 何の因果か知らないが、あの斎藤から貰い物を受けるなんて出来事が起きたが、もともと住む世界が違うのだ。


 俺と彼女が仲良くなる、そんな未来なんて起こりえない。

 カースト上位の人間は同じカースト上位の人間と惹かれ合う。

 自分でも地味で隠キャの自覚がある俺と、誰をも惹きつける美貌を持つ斎藤がどうこうなるなんてことはまずないのだ。


 そう、関わること自体もないと思っていた。


「何の本を読んでいるんですか?」


 それが覆されたのは、学校の図書館で趣味の本を読んでいる時だった。

続きが気になる!早くデレた姿が見たい!そう思った方はぜひブックマーク、評価お願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

新作『女性不信のオタクくん、推しの歌い手について隣に熱く語った結果〜隣の席の黒髪堅物山田さんがこっそり囁いてきた「その歌い手の正体、私だよ」』は↓↓↓から

https://ncode.syosetu.com/n5501hm/

本作品は HJ文庫より7/1発売中です


E39jDU9VEAM_tDa?format=jpg&name=900x900
― 新着の感想 ―
[一言] 続きが気になった
[一言] 出来ればすぐにデレるんじゃなくゆっくり2人の距離を縮めて行って欲しい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ