第六十一章 運命の分かれ道
第六十一章 運命の分かれ道
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彼らの出発が近づくにつれ、いよいよスーは落ち着かなくなってきた。そうして、どこまでも自分はあきらめが悪いのだなと、自嘲的に思う。
兄と慕った、たったひとりの家族とも呼べる存在。たとえ強い繋がりとして感じていた緑の瞳ではなくなっても、やはりその存在は大きい。
そばにいたいと思ってしまう。
いつまでもあまえてはダメだと、頭ではわかっている。けれど心は正直だ。一緒に行きたいと思ってしまう。
別に彼の恋人になりたいわけではない。ドロテアや、これから生まれてくる家族の邪魔をしたいわけでもない。ましてや海賊になって生きていくなど、考えられない――それでも。どうしても彼のそばにいることは魅力的だった。
たとえ彼がフィリップの名を捨てて、ウィルとして生きていこうと決めた今でも。ついて行きたいと思ってしまうのだ。
数回、屋敷でウィルと話をする機会はあった。けれどいつもとりとめのない話で、彼がスーをともに城を出て行こうと誘うことはなかった。
これであきらめがつく、そう思えた。だが。
そう思った翌日、出発の三日前になって、ウィルがスーに言ったのだ。「スーが来たいなら、一緒に連れていくよ」と。
答えはいつでもいい、と言われた。
その日からずっと――スーはあまり眠れていない。
そしてとうとう、当日になっても、スーは答えを出せずにいた。
ともに行きたいと願った。そばにいたいと思った。されど、いざ行こうと誘われると、なぜか躊躇してしまう自分がいる。
本当はわかっていたのかもしれない。願うことは、夢みることは簡単だ。けれど現実はちがう。実際に自分が海賊として生きていけるなど、到底思えなかった。
だが、他にも――なにかが、胸のなかで、スーに城を離れることを拒ませていた。
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その日の早朝、まだ完全に日が昇らぬうちに、ウィルたちは出立することになっていた。
表向きは城の危機を救った謎の客人として扱われていた彼らは、いかにも柄が悪く――海賊なのだから仕方がないが――奇異の目で見られることも多かった。だが、彼らの気さくさと力仕事の出来栄えは文句のつけようがなく、城の人々には次第に受け入れられていった。そして同時に噂がたつ。ヌイストが大勢の前で口にした名前が、人々の間からささやかれはじめていた――フィリップ第一王子は生きていたのか?我々の国の危機に、舞い戻ってきたのか、と。
だからそろそろ潮時だったのだ。これはいい機会だった。もうすこしでも長く城へ滞在すれば、いやでも噂は広がるだろう。波紋は様々なものを巻き込んで搦め捕り、やがて混乱が生じる。
ウィルにはそれがわかっていた。きっとアルにも。
それに、ドロテアのことを考えれば、すこしでも慣れ親しんだ町に連れていってやりたいという気持ちもあった。
そういう経緯もあり、海賊たちの出立は極秘に、ひそやかに行われることとなったのだ。
さすがは、海賊というのだろう。普段は騒いでばかりの彼らも、忍びで、となればちがう。大勢いるにも関わらず、実に静かに、ひっそりと出発の準備を行っていた。
最後のあいさつのために、それぞれが前に出た。ウィル、ドロテア、カインやダリーたちが、なんだかすこしさみしそうな顔でやってくる。
城から見送りにきたアル、スー、アーサー、ランスロットは、他数名の護衛を話が聞こえない距離に待機させ、彼らが近づくのを静かに待っていた。
(どうしよう……)
スーは、ウィルの顔が見れなかった。彼にはっきりと断ってもいない。いつまでも優柔不断で、そんな自分が恥ずかしい。
「なーにシケけ面してんだあ?お嬢ちゃんよぅ」
うつむくスーの頭を無遠慮にがしがし撫で回してきたのは、言わずも知れたカインだった。
「そんなに俺と離れるのがさみしいってのかい?」
「そっ、そんな……」
ぐしゃぐしゃにされる髪をなんとか元に戻そうと必死になりながら顔をあげる。するとカインはニッと笑って、スーの頬を両手で挟み込んだ。
「心配すんな!おまえの大事な兄貴は、俺らがしっかり守ってやるからよ!」
「それに、たまには近くまで遊びにくるよ……ハイ、餞別代わりに。どうぞ、お嬢ちゃん」
図々しいともとれるカインの腕を外してやりながら、今度はダリーがニカッと前歯のない顔で笑みを見せ、そっと赤い林檎を手渡す。
「ありがとう……ございます……」
スーはそれを受け取りながら、ぎゅっと唇を噛み締めた。声が自然に震えてしまう。
彼らと過ごした時間はわずかであった。驚くほど、あっという間に過ぎ去ってしまった。
スーにとって、海賊たちほど愉快で騒がしい連中に出会ったことはない。彼らはスーの静かで狭かった空間をぶち壊し、明るすぎる光をもたらしてくれた。
「本当に……ありがとうございました……!」
スーは再度はっきりと言うと、大きく頭をさげる。その拍子に、ぽろりと涙の粒がこぼれてしまった。
「スー!」
カインとダリーがそれぞれスーと軽く抱き合って別れのあいさつをした後で、今度は高らかな声がした。
「しんみりしないで。一生会えなくなるわけじゃないのよ?」
亜麻色の髪を横に結った美女が、うっとりするような微笑を浮かべて、そっとスーの顔をのぞき込む。
「運命っていうものはね、いくつも交じり合った道の上にできているのよ。きっとまた会えるわ……」
ぎゅっと涙を流す少女を抱きしめ、ドロテアは紫の瞳をやさしげに細めてつづけた。
「次は、あたしのお腹のなかにいる、この子にも会ってほしいわ」
「はい……約束です」
ぐず、と鼻をすすりながらも、スーははにかむように笑みを見せた。
これは悲しい別れではない。大丈夫だ。
「ドロテアさん、兄さまを、よろしくお願いします」
彼女は強い。彼女の人を魅了する唄のなかにも感じたが、ドロテアは人を支えてゆける人間だとスーは思う。彼女ならば、ずっと強く、しっかりと彼のそばで生きてくれるだろう、と。
スーはドロテアが好きだった。たぶん、はじめて会ったとき――自分の瞳を見て、すぐにフィリップと同じ色だと気づいてもらえたとき――から。
「任せて!」
一度深くスーの瞳を見つめてから、ドロテアはそう約束した。
それからスーは、ウィルやドロテアたちがそれぞれに、アルやランスロットと別れを惜しんで話しているのを見ていた。
カインたちの別れのあいさつは相変わらず強引なもので、いやがるランスロットにも構わず肩を抱いて泣くふりをしたり、何度も握手を交わしたりしていた。
そんななか、ウィルの元へアーサーが向かう。
男の顔はやや強張っているようであった。ウィルの前まできて、ぐっと息をとめてしまう。頭が真っ白になってしまったように、言葉が出てこないように見える。
だが、ウィルがひとつ軽くほほえみを見せるだけで、アーサーの緊張はすぐにほどけていった。ほっと安堵の息をついてから、彼はやや改まった表情で、かつての主であった青年の顔を見つめながら口をひらく。
「ずっと考えていました……第一王子の騎士でありながら、なにもできなかった自分がふがいなく、惨めで、口惜しかった」
アーサーはウィルが自分の目をじっと見つめながら話を聞いてくれていることをしみじみと噛み締めながら、つづけた。
「王子の死は、わたしにはどうしても受け入れることができなかった……ですが今――」
ぐっと堪え、アーサーは再び強く目の前の青年を見る。そして、彼はもう王子という道を選ぶつもりのないことを飲み込んで、目をとじた。
「アーサー、おまえは、フィリップの……僕のいちばん信頼できる男だったよ」
目をあけ、アーサーはそう言ってほほえんだ彼を、ハッとしたように見つめた。
やがて、深く頷くと、どこか穏やかな表情で口をひらいた。
「フィリップ王子は、わたしのかけがえのない主でありました。今後は、あの方の愛したこの国に仕えていこうと思います」
「ああ……ありがとう」
ふたりは互いにしばし視線を交じらせ、そうして一度、深く笑った。
スーは、ぐっと拳を握って、足に力を込めた。
もう、この国を築いていくのはフィリップではない、アルなのだ。はたして、自分がこの国にとどまる理由などあるのだろうかという疑問が、再び重く頭にのしかかってくる。
たしかに、自分に海賊というのは無理があるのかもしれない。しかし、城にはシルヴィもローザもいない。それにしばらくすればアルは妃を迎え、自分は用無しになるだろう。
いや、仕事はもらえるかもしれない。しかし、アルに近づくことはできないだろう。
――彼が自分を見てくれることは、ないのだろう……。
(……なにを馬鹿な)
スーはあわてて頭を振る。なにを考えているのか。王子に近づいてどうしようというのか。
(そんなんじゃないわ……わたしはただ、アルさまが気になって……あの方の落とされる、心のカケラを知りたくて……)
爪が掌に食い込むほど強く、少女は手を握った。
(ちがう……わたしには関係ないじゃない。わたしがアルさまのことを知りたいなんて、思っちゃいけないのに)
頭がぐるぐるする。自分で自分のことがよくわからず、つかめなかった。
そのとき――声がした。
「スー」
ハッとして顔をあげる。瞬間、すべてが光に包まれる。
自分を呼んでいる青年を目にし、スーは思わず駆け寄ろうとした。
(――そうだ。わたしは兄さまと一緒に行こう)
心は歓喜に奮える。やはり、彼のそばにいたい。名を呼ばれたことが、こんなにもうれしい。
フィリップであろうがウィルであろうが、名はどうであれ、彼は彼だ。自分の大好きな兄であることにちがいはない。
(兄さまはわたしが一緒に行くことを拒まないだろう。そうだ、城を出よう。わたしは召使をやめ――)
瞬間、ぐいと髪の毛を引かれた。思わずウィルに伸ばしかけた腕をとめ、スーは振り返って自分を引き止めるなにかを見る。
目を見開く。
――「おまえは俺の召使……だろ」――
声が、頭のなかで響き渡った。
直接言われたわけではない。彼の口はすこしも動いていない。
それなのに、スーはなぜか、その言葉を言われた気がした。
ウィルに駆け寄ろうとした少女の赤い髪を引っつかんでしまったアル王子は、だれよりも本人がいちばん自分の行動に驚いているようだった。はた、と動きをとめ、目を見開いて少女を見つめかえす。
青い瞳と緑の瞳が交差したのは、ほんの僅かな時間だった。
「……なんでもない」
やがてバツが悪そうにぷいと顔を背け、アルはスーの拘束を解いた。
スーはしばらく衝撃を受けて動けなかったのだが、それでもゆっくりとウィルの方へと顔を向ける。
「……兄さま」
「スー」
ふたりはどちらからとも言わず、ぎゅっと抱きしめ合った。
(兄さまの匂いがする……あったかい……)
涙が頬をつたう。このぬくもりを離したくなかった。
やはり兄さまは兄さまだ――瞳の色が変わっても。海賊になっても。何年経とうとも。
「スーはいつまでたっても泣き虫だね」
やや苦笑を込めてウィルが耳元でささやいた。
「はじめて会ったときのことを覚えているかい?」
「……はい」
「いつも考えていた……君はここにいたくないのではないか、本当は僕のそばよりも、城下のあたたかい家庭や、心やさしい貴族に引き取ってもらって『家族』で過ごしたほうが幸せなんじゃないかと」
スーは息を呑む。彼はそんなことを考えていてくれたのか。
少女の豊かな赤毛をやさしく撫でながら、ウィルはつづけた。
「だけどこれだけは言える――スーを城へ連れ帰ったことを、後悔した日はない」
顔をあげると、微苦笑を浮かべる青年がいた。
「矛盾しているかな。君が幸せではないのではないかと考え悩みながらも、僕は僕自身が君の家族でありたいと望んでしまったんだ」
目があげられなかった。たまらず、スーは再びウィルの胸に顔をうずめる。
「……兄さま……わたしは、とても、幸せでした……あなたのそばで家族として生きてこられたのが……いちばんの幸福でした……」
涙がとまらなかった。そうだ、自分はこんなにも愛されていた。
だれかのいちばんになりたいと、フィリップの影を求めて生きてきた。自分がいちばんに愛されたい、自分はいちばんでなければ愛されていないと同じだと、勘違いしていたのかもしれない。
再度抱きしめ合うふたり。ウィルは唐突に、腕に力を込めて、強く強く少女を包み込んだ。
そうして、ささやくように言う。
「僕は、君を見つけられて、君と出会えて、君の兄として生きてこられて、本当に幸せだった……」
スーも抱きしめる腕に力を込めた。
はじめてこの人に出会ったとき、その瞬間から自分には光が降り注いだのだと、思う。
(きっとわたしは、だれよりも幸せだったんだ)
スーは胸いっぱいに、そう感じた。
やがて、ウィルは少女の額に軽くキスを落とす。そしてスーの耳に、やさしい声が響いた。けれどそれはあまりに小さく、思わず一度聞き返す。
「兄さま……?」
「――一緒にくるかい?」
今度はハッキリと、ウィルは言った。
うれしかった。断る理由など、ないに等しい。大好きな兄とずっと一緒にいる――何度夢みたことだろう。
けれど少女は、ふるふると首を横に振った。抱き合う腕をほどき、互いに見つめ合う。
スーの気持ちはやけに穏やかで、口元には笑みさえ見えた。
「いいえ――いいえ、兄さま。わたしは残ります」
「……そうか」
ウィルの表情も、とても安らいで見えた。まるで彼女の答えをはじめから知っていたように。
青年は藍色の瞳をふっと細めて、少女の頭をぽんぽんとたたく。そして、彼女にしか聞こえない大きさの声でそっとささやいた。
「アルを頼むよ」
声は深い余韻をもち、耳に響いた。
――はい、兄さま。
ぎゅっと拳を握る。スーは一度目をとじ、強く頷いた。
ウィルは満足そうな笑みを見せると、今度は青色の瞳をした少年に向き直る。
「アルー」
それまで少女たちの様子を静かにうかがっていたアルであったが、いきなり声をかけられたので、若干ぴくりと肩を縮めてから眉間にしわをつくる。どうやら彼のこの気難しい表情は癖になってしまったようだ。
ウィルはなんとか苦笑を押し殺し、弟に握手を求めんと手を差し出した。
「いろいろありがとう。おまえには迷惑をたくさんかけたね」
「ええ、兄上は無責任な上にずるいですから」
アルも手を差し出しながら、なんとか仏頂面をつくって応じる。他人がいる手前、なかなか素直になれそうにない。
だが、ウィルはそんな弟の言葉にすら笑みを見せた。
「そうだね。僕は『心やさしい王子』ではないんだよ……それを考えると、アルーにはきらわれて当然かな」
「――ッ、そういう意味じゃ――!」
言いかけたところで、アルは突然強い力によって前方へ引かれた。そのまま目の前の男と抱き合うかたちになる。
声にならない悲鳴をあげる弟にさらに苦笑しながら、差し出された腕を引いてこういう状況をつくった張本人のウィルは、おもしろそうにクスクス笑った。
「別れのときくらい、いいじゃないか。僕はアルーの言う通りずるいから、いやがるだろうおまえを予想して、姑息な手を使わせてもらったよ」
「ばっ!兄上っ!なんてことを――」
「アルーはみんながいると恥ずかしがるだろうからね」
ひとしきり抱きしめたあとでやっと解放し、ウィルは満足げほほえんでから、真剣な表情になってアルの肩に手を置いた。
「僕はもう王子ではない。けれど――アルーの兄でありたい」
まっすぐに弟を見つめる。そしてハッキリとした声で告げた。
「だからもし、おまえが救いを望むとき、助けを必要とするときがあれば、いつどんなときであろうと馳せ参じよう」
アルはしばらく、目の前の男から目が離せなかった。胸に迫るなにかがあって、目頭が熱くなって、言葉を発することができなかった。
「――カスパルニアを、おまえの思うよい国に……アルーの自由に、生きてくれ」
ウィルはそう言った瞬間、弟の返事も待たずに踵をかえした。そしてそれに従うように、海賊たちもつづく。
アルは兄の背をながめる。やはり、彼はずるい。自分が断れないのを知りながら、あのように言うのだ。
けれど決していやではなかった。むしろ、心は喜びに奮えていた。
海賊たちの姿が、昇り切る朝日の光をさんさんと浴びて消えていく。
ふいに、アルは隣に気配を感じた。
「……なぜ行かなかった」
そちらに目を向けることもせずに尋ねたが、赤毛の少女は気にするふうもなく、彼女も海賊たちの遠退く後ろ姿を見つめながら口をひらく。声は彼女にはめずらしく淀みがなく、きっぱりとしていた。
「だってわたし、アルさまの召使ですから」
――第二部『海賊編』 完。
†+†+†+†+
「ふふ、咲いたわ」
少女は可憐に笑う。
手にした薔薇やアネモネの花を掲げてうっとりとながめながら、言う。
「あと何年かしら……あと何年でわたくしは自由になれるのかしら……?」
「ここにいたんですか」
ふいに声がした。少女は狂喜じみた笑みをたたえたまま、声のした暗がりを見やる。
「あなたがわたくしの庭にいらっしゃるということは、どういうことかしら?まさか、『期限』なのかしら?」
現れた男はくすくすと笑いながら、仕方のないとばかりに肩をすくめる。
「いえいえ、もうすこしですよ。それより、そんなに花を手折っていいんですか?」
「いいのよ。だってわたくし、そろそろ限界なの……」
唐突に笑みを消し去り、少女はじとっと男をにらみつける。
やれやれと両手をあげて、彼はやっと、彼女の満足することを知らせた。
「……本当……?」
信じられない、とばかりに少女の瞳が見開かれる。そうして、男が本当だと頷いたのを見ると、今度は顔中に例の狂喜じみた笑みを広げた――
「うれしいわ、ヌイスト」
――深い緑の瞳を歪めて。
◆~◇~◆~◇~◆~◇~◆~
だれも知らない
本人ですらわからない
心とは
なんと深いものでありましょう
なぜかは知らない
矛盾の理由などない
心とは
なんと天邪鬼でありましょう
言葉とは裏腹に
幾つものそれが絡み合い
心とは
なんと複雑でありましょう
念入りに仕組まれた罠
先へ進もうと踏み出した足は
たやすく奴らに潰される
光と闇があるように
強い光のなかには
濃い影があるように
心とは
心とは
心とは
なんと単純で不可解で
なんと愛しいものでしょう
だからそれに心を込めて
その花の名を口にするのでしょう
【王国の花名】
◆~◇~◆~◇~◆~◇~◆~
不穏な空気が近づきつつある……スーの生活は、まだまだ平穏にはいかないようです(ぇ
――と、いいますか!
ウィル(フィリップ)てば、ブラコンVv(笑
天然なのでしょーか。あいつはずるいです。
アルってば、最近ツンデレです(爆
さて、これにて第二部が終了です。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!
それにしても、長くなってしまった。登場人物もたくさん増えてきました。
二部は過去との決別と成長、変化がテーマでしたが……うまく表せているか不安です。
さて、進むにつれて外伝も増えちゃっています。
第三部にいくまえに読んでいただければ幸いです。
第三部にリンクしている部分など多数ありますゆえ!
☆宣伝(笑)★
【リタレンティア〜悪魔の微笑〜】
【つどいし夜の宴の譚(短編集)】
第三部、さらにごちゃごちゃ……しちゃいそうですが。
頑張っていこうと思います!
またしばらくお付き合いくだされば幸いです。