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爆縮と体温の機知(3)

不可視なカオス

会社の中で

掃除をする人が居る

僕は、それを見て

手伝いをする

少し遅れて来た同僚も

手伝いをした

始業前のちょっとした

時間である

僕は、それを良い物だと思い

補助をしたし

同僚も同じように思った

誰かの行動が

誰かにポジティブさを

与える瞬間である


それを見て

ケチをつける者も居た

それをしていない自分達が

悪く評価されてしまうと

止めるように言ってくる

一人が言い出すと

数人も同じように

同意していく

これは仕事では無いから

気にしなくて構わない

そんな意見に意味は無く

一律にするべきだと

平等にするべきだと

言われた

誰かの行動が

誰かにネガティブさを

与える瞬間である


どちらが悪いとも言えない

世の中はカオスだから

どちらも正解である

誰かの行動が

その後、淘汰されることもあれば

継続して行き

他の会社でも行われるようにもなる

どちらかになろうと

そこに善悪は無い

片方の方が

ポジティブだから

正義みたいに見えるだろうが

それを感じることに意味は無く

そう断言することに意味は無い


掃除をするという項目が

奴隷を作るという項目に変わると

ネガティブな方が正義に見えて来る

前提の条件が変わると

ポジティブと

ネガティブは反転するし

ポジティブな解答だけをする人は

居ないだろう

人も、また、カオスなのである

そのカオスとカオスが

分かり合おうとしている

そんな形が、頗る、面白いし

楽しいものである

勿論、結果に意味は無い

できようと、できまいと

世の中がカオスなことに

変わりないのである






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