表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

その後、あるいはどこかの始まり。

 誰が言ったか、誰が聞いたか。

 この壮大な物語を終えたことを、知った人々は彼ら彼女らに二つ名をつけて。

 呼んで称えた。


 全天に轟く偉大なる討ち手『翼遊超気ふゆうたつき

 俺より強い奴に会いに行く精神で今日もどこかで遊んでる。


 難局打ち砕く小さな賢者『歌峠鈴花うたげすずか

 冒険のしすぎで学校の成績が少し落ちたので勉強に励む。


 初代エレメンタルマスター『治護遥和ちごはるか

 始まりの神社のホコリがやばいことになってた。


 魔王を鎮める寛大な巫女『祈巫照礼いのりこてら

 神様に天に祖先に祈りを捧げながら今日もほんわか生きている。


 原点にして頂点の自由の神様『ミュウ』

 最果ての島に【同族】を見つけたのでそこの学校にお世話になり何気なく暮らしている。


 ヒーローを束ねる伝説の不死鳥『レジェンドマン』

 ミュウの育ての親として、仕事と家事と教育を両立している。


 不幸を乗り越えし幸運の華『湘南桃花』

 生真面目に生きることを辞め、楽隠居を始めた。それでも少年雑誌を読むのはやめられなかった。


 4人にして1人前の立役者『オーバーリミッツ』

 こちらも生真面目に生きることを辞める。桃花とはいつでもどこでもくっ付いて並んで歩く。



「何? 宇宙の外側があった?」

「そうそう、この宇宙は私が作ったって言ったろ?」

「ん~……言ったっけ?」

「グエ! とにかく! この宇宙は私の家みたいなものなの! この宇宙に名前が無いの! 何か考えて!」

「じゃあもうエレメンタルマスターの世界とは言えないわけだ」

「そうなんだよ、外の奴らわしのゲーム機のこと知らないし~」

「この世界ってことは、あ! うちわかったワールドだろ! エレメンタルワールド!」

「おおーいいのー!」

「えー安直ー!」


 外の世界から来た知らない少年の前にある、不思議なドアが開く。


「てわけで! 始めましてなのじゃ!」

「ようこそ!」

「エレメンタルワールドへ!」


 END


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ