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魔女祭り90

(フフフ・・・驚いてらっしゃいますね皆さん・・・)


 カミラの視線の先には彼女の爆弾発言に固まったままの三人、セシリア、フィーネ、ヴィオラの表情が映っている・・・。


(このお方・・・エルヴィン様とのお付き合いの長さでは私が一番古いんですから・・・デボラ女官長様の意思表明ではありませんが後から来られたあなた様方達にそう簡単にはお譲りする訳にはいかないのです申し訳ありませんが・・・)


「カミラ殿、その 婚約者としてと・・・これはどのように理解すればいいのだろうか?」


 心の中で、自らの決意表明を挙げたカミラに何とも腑に落ちないといった表情のエルヴィンが尋ねる。


「申し訳ありません、エルヴィン様。突然の申し出に驚かせてしまいましたね」


「いえ・・・」


「実を申しますとデンマークに住む私の両親が年老いてきたのかこのところの手紙に早く自分達が元気なうちに娘である私の将来の伴侶になる相手を紹介してほしいと・・・」


「ふむ・・・」


「ええ、そうです。それでエルヴィン様には申し訳ないのですが私の婚約者として一緒に来ていただければ非常にありがたいのですが・・・ご迷惑でしょうか・・・?」


「なるほど。私にカミラ殿の婚約者を演じろということですね?」


「だめでしょうか・・・」


「そうですね・・・自分のような傭兵が宮廷仕えのカミラ殿のような美しくて素敵な女性の婚約者として、はたしてつり合いが取れるのでしょうか?」


「つり合いだなんて! そんな事はお気になさる必要はありません。今の年齢まで嫁に行き遅れた私のような者を美しくて素敵な女性などと仰っていただけるのはエルヴィン様  あなた様だけです。それより、むしろ私の婚約者になっていただく方はエルヴィン様しか思いつきません!!!」


 だんだんと熱い口調になってきたカミラの言葉にエルヴィンは戸惑いながらも答える。


「承りました。カミラ殿の婚約者という大任・・・謹んでお受けいたします」


「あ ありがとうございます・・・」


「か カミラ殿、そこまで感謝しなくても・・・」


 エルヴィンは何故か目元が潤み始めるカミラの表情に慌てながら続ける。


「他ならぬカミラ殿のためです。ご両親をだます様で心苦しいのですが誠心誠意、本気でカミラ殿の婚約者の役 演じさせていただきます」


「感謝いたします、エルヴィン様。できれば・・・できうるならば・・・本当の婚約者になっていただければ・・・」


「えっ?」


「いえ、何でもありませんエルヴィン様。独り言ですよ、ウフフフ・・・」


「そ そうですか・・・」


 当惑の表情を見せるエルヴィンの顔をみつめながらカミラはつぶやく・・・


(困った表情を見せるエルヴィン様・・・その仕草は知り合った頃から変わってませんね・・・。姫様 グンヒルダ様のお気持ちを知っていた私は自分の気持ちに蓋を閉め続けていましたが姫様亡き後、もう・・・いいですよね姫様・・・。照れくさそうに優しく笑うこの方、エルヴィン様の笑顔・・・私は 私は姫様の想いの分までもこれからこの先・・・このお方の側に・・・)


「カミラ殿・・・カミラ殿・・・どうかしましたか?」


 不意に考え事に浸っていた自分の名前を呼ぶ声にカミラは我に帰る。


「あっ、いえ、何でもありません。少し考え事をしていたようです」


「そうですか」


「エルヴィン様、もう一つお願い事があるのですが」


「な 何でしょうか?」


 エルヴィンは急に決然とした口調のカミラに答える。


 カミラはじいっとエルヴィンが纏う黒羽のコートを凝視していたがやがて自分達の事をを注意深く見つめていた3人、セシリア、フィーネ、ヴィオラににっこりと微笑む。


(私を今の気持ちに決心させた方々・・・デボラ女官長様、そして聖女セシリア様、その付き人であるフィーネ様、彼女たちの護衛である女性神官戦死のヴィオラ様・・・それと先程アリスティッド卿様が口に出された妹君であられるクララ様・・・エルヴィン様を巡る女性の方々は皆、素敵で魅力的な女性ばかりですね・・・。ですが、今宵私の気持ちに一番火を点けたのは・・・)


「宜しければ、エルヴィン様が『お仕事の上で』パートナーとして選ばれたヴァネッサ様を私にも紹介していただけないでしょうか・・・?」


「ヴァネッサをですか!?」


『お仕事の上で』を強調したカミラのお願いにエルヴィンは驚く。


「はい。お手数をお掛けしますが・・・ご迷惑でしょうか?」


「いえ、迷惑ではありませんが・・・明後日こちらに伺った時に少しの時間になるかもしれませんがそれで宜しければ・・・」


「ありがとうございます!!無理を言って申し訳ございません」


「承りました。ですが、何故彼女に?」


「それは エルヴィン様の婚約者としては、すごく気になりますから、ウフフフ・・・」


「えっ!???」


  


 

カミラさんは、そうでしたか・・・秘めていた想いそれも二人分でしたか・・・


ヴァネッサさんが王宮へとエルヴィンさんに伴われて行った日にはどうなるんでしょうね・・・?

まだ、彼女はこの事知ってませんし(苦笑)


ブクマを付けていただいた方にお礼を!!


ありがとうございます!!! 励みになります、とてもうれしく思います^^


またこの物語を楽しみにしていただいてる全ての皆様に感謝の気持ちを!!!


アクセス、ありがとうございました~^^


次週もまた、このお時間にてお会いしましょう~^^




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