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魔女祭り85

「両名とも、面を上げよ」


 ハインリッヒは自分の前に跪く二人の傭兵に声を掛ける。


(二人とも・・・いい面構えだ・・・強者の自負か・・・。それにしてもエルヴィンの奴はこのような者達をどうやって配下に揃えたのか・・・)


「マテウスとか申したな、そちの姿は何度か目にした事は今までにも何度かあったがこうして改まって話をするのは初めてだったな」


「一介の一傭兵の事を覚えて頂いていたこと、感謝の言葉もございません」


「そちの、大広間でのあの狂信者や、更に屋外での魔物達に対する戦いぶり真に見事であった」


「過分なお誉めの言葉もったいない、仰せにございます」


「うむ。そしてハウサーとやら」


「はっ!」


「エルヴィンが言うには、そちの剣の腕も相当なものだと。エルヴィン本人曰く奴自身よりお主の方が強いというではないか・・・」


「お言葉ではございますが、それは我が団長エルヴィンの謙遜の言葉かと。団長が本気になれば自分など足元にも及びませぬ」


「そうか・・・いずれにしても余の目から見ても頼もしく映る。両名とも余のために力を貸してくれ、頼むぞ」


「はっ!!」


「はっ!」


「よし、では二人とも、もう腰を上げよ。あくまでも非公式の謁見だ、普通にして良い。お前たちの頭領

を見てみろ、あ奴も普通に立ってるであろう」


 ハインリッヒが言葉で示した先には普段通りの佇まいのエルヴィンの姿があった。


 エルヴィンはこちらを見る二人に頷くと、


「陛下のお許しを得たんだ、マテウス、ハウサー、二人とも立ち上がっていい」


 二人はエルヴィンの言葉に頷き立ち上がる。


 それを見届けたアリスティッド卿はエルヴィンに話し掛ける。


「エルヴィン確認しておきたいのだけど、姫殿下様の警護及びこの王宮の警備の仕事の依頼はギルドを通した方が良いのかい?」


「うん?・・・そうだな・・・」


 エルヴィンは少し考え込む風情だったが


「いや・・・この一件はギルドには内密の方がいいだろうな・・・」


「うん、僕もそうしてくれた方があらぬ噂で世評を惑わすことにならずにすみそうだからね。でもそうすると王室からの仕事の依頼の報酬や細かい取り決めはエルヴィン、君が窓口でいいのかな」


「ああ、その件はヴァネッサという女性を交渉担当にと考えてる」


「ヴァネッサ嬢?」


「アリスティッド卿は知らないか?彼女は今、ギルド協会の受付嬢をしてるんだが今後協会の職を辞めてうちの団専属の渉外担当になってもらう約束なんだ。だから今後うちの団への仕事の依頼も彼女を通してという事にしてもらえないかな」


「そういう事なら今後ヴァネッサ嬢に話を通す事にしよう・・・ところでエルヴィン・・・」


「うん?」


「その・・・  ヴァネッサ嬢というギルド協会の受付嬢さんは  さぞ 美しい方なんだろうねえ・・・」


「ああ、とてもきれいな人だよ。何でもゴスラーのギルド協会の中では随一の美貌との評判があるそうだからね・・・」


「ふーん・・・随一の美貌ねえ・・・」


 嬉しそうに彼女を紹介するエルヴィンにアリスティッド卿は瞳に険をたたえて受け答える。


 エルヴィンはアリスティッド卿の気配の変化に気づいていない・・・


 また、同じ部屋に居る女性達の表情の変化にも当然のごとく気づくことはなかったのだ・・・





(ヴァネッサさんという女性・・・、どんな方なんでしょうか・・・)


(髄一の美貌・・・って・・・)


(だ 誰だ・・・その ヴァネッサという女は!!!)





ああ、またもや天然のエルヴィンさんからの爆弾発言???


エルヴィンさんを巡る女性陣の行方は・・・?


先週もアクセスしていただいた方にお礼を申し上げます。


本当にありがとうございました~~~^^


次週は都合によりお休みさせていただきます。


また皆様とは再来週にこのお時間にてお会いしましょう~^^





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